「USCPAを取得すると何ができるんだろう?」
「将来性のある資格なのかな?」
USCPAはアメリカの資格なので、日本でどう活かすことができるかぼんやりしている人も多いかと思います。
そこで今回は、USCPAの将来性と活かし方について解説していきます。
USCPAは将来性のある資格/1-4
USCPAの取得を現在考えている方や迷っている方には「将来性がある資格」ということをまず伝えたいです。
USCPAの認知度が上昇
20年ほど前は日本では「超マイナーな資格」でしたが、現在はUSCPAの認知度は遥かに上がっています。
特に、2011年に日本で受験できるようになったことでUSCPAを人気資格の一つに押し上げてくれたと言ってもいいでしょう。
それまでは「日本人のUSCPA受験と言えばグアム渡航」というのが定番でした(私もグアムに言って受験してましたね・・)。
日本受験が定着してUSCPAの受験者や合格者が増えたおかげで、さらに受験を考える人が増えていくという好循環になっています。
よって、今後もさらにUSCPAは人気資格となっていくでしょう。
グローバル化が止まらない
USCPAの将来性が半端ないもう一つの大きな理由としては、グローバル化です。
国際化というのは20年前ほどから日本で言われ続けており、実際に企業や個人でグローバルにビジネスを展開していくケースが増えています。
「グローバル化して競争力を高めていこう」という考え方の部分だけではなく、ネット環境やSNSなどで国と国の垣根がなくなってきたというのも日本のグローバル化が加速している要因の一つでもあります。
ブログやyoutube、Xやインスタなど世界中の情報にアクセスできる環境が増えてきて英語を使う機会も増えてきています。
USCPAはガッツリと英語を使う資格なので、グローバル化が加速していくにつれてUSCPAの評価も高まってくるわけです。
今後もUSCPAを含めた国際資格の注目度がさらに高まっていくため、将来性はバツグンと言えるでしょう。
英語×会計人材は貴重
グローバル化が加速しているのに伴い、英語力がある人材の需要が増えるのは必然となっている状況です。
ですが、逆に言うと英語ができる人材が増えているため「英語だけができる人」というのに価値を見出しづらくなっています。
最近では英語だけでは弱くて、英語プラスアルファが求められているのを強く実感しています。
それを証明できるうってつけの資格がUSCPAというわけです。
しかも会計も世界共通のスキルであるため、グローバル社会ではとても強いです。
「世界で使える英語×会計スキル」という2つのスキルが結合したUSCPAという資格・・どう考えても将来性が半端ないです。
##USCPAの使い道・できる事
USCPAが有益で将来性のある資格というのは個人的に経験や実感から間違いないですが、どのような場面で有益なのでしょうか?
USCPAの使い道は色々とあります。
転職活動をして年収を上げる/9-2
USCPAに合格すると、転職における自分の市場価値が大きくアップします。
公認会計士や司法試験ほどではないですが、まあまあ難関資格で英語ができる証明にもなるのでグローバル系の企業などでは相当な需要があります。
特に有利になるのは、
・監査法人・税理士法人
・外資系経理・財務
・コンサルティングファーム
・グローバルに展開している大手企業
・監査法人系FAS
こういった業界や職種ではUSCPAしっかりと認識されていますし、大きく評価されます。
私も合格後に監査法人でキャリアを歩んで年収を大きくアップさせることに成功しました。
合格したからと言って必ず転職できるとは限らないですが、人生逆転できるぐらいの可能性は秘めている資格です。
現職での業務に活かす
転職するためにUSCPAを取得する人だけではなく、現職での業務に活かすために取得する人も沢山います。
実はUSCPA取得を考えている人の約半分はすぐには転職を考えてないのです。
自分の今の業務の幅を広げたりブラッシュアップしたい人も多いという事でしょう。
経理やコンサルティングファーム、金融機関などに勤めている人は日々の業務で会計分野にどっぷり浸かっているかとは思います。
USCPAを取得する事によって社内で自分の価値を上げたり、一旦自分の知識を体系的に見つめなおして役立てるということができるわけです。
自分のブランド価値と信用を上げる
転職や社内で活かすのにも含まれますが、USCPAを取得する事によって周りからの信用やブランド価値を高める事もできます。
特にライセンスを取得して名刺などに記載すれば、口で言わなくても名刺交換をすると「アメリカの公認会計士なんですね!」という反応になる事も多いです。
肩書がすべてではないですが、ある程度難関資格を持っている人というのはやはり一目置かれます。
独立やフリーランスで活動する場合などは、特に難関資格が信用の後ろ盾になる傾向が強いです。
「米国公認会計士」というだけで「英語ができる&会計に詳しい」という評判に即つながるのがこの資格の強いところです。
海外就職で新しい自分になる/14-1
USCPAは日本国内にとどまらず、アメリカはもちろん世界の主要な国で大いに役に立ちます。
日本の公認会計士資格と違って有利なのは、USCPAは海外の主要な国と相互承認制度があるという事です。
特に日本人に人気のカナダやオーストラリアなどではその国の会計士資格を取得しなくても、USCPAで会計士としてそのまま活躍できます。
もちろん相互承認がない国だとしても、USCPAを取得している時点でスキル的にも言語的にも海外で活躍できる土台を得ているので海外就職などが非常にしやすいというメリットもあります。
海外でガッツリと使えるというのは、USCPAの最大級の活かし方でしょう。
USCPAを活かして独立する/1-8
USCPAは日本での独占業務はありませんが、USCPAで得たスキルや知識を活かして独立することはできます。
会計事務所を日本で開業できなくとも、会計と英語の両方ができれば独立してできることは色々とあります。
金融や会計の分野でコンサルタントになることもできますし、英語を使って海外との橋渡しをする業務もできます。
また、私のようにフリーランスとしてUSCPAなどの会計情報をリアルやネット上で発信するという使い方も可能です。
「独占業務がないから独立できない」という思考停止にはならなければ、他の資格やスキルとも組み合わせていくらでもやりようはありますね。
特に「英語のできる会計士」というのは独立する人材としてもかなり希少な存在なので、スキルを組み合わせて競争相手と差別化を図れるのがUSCPAの有利な活かし方ですね。
USCPAは女性にも人気の資格/9-10
これは個人的な体感ベースではありますが、女性のUSCPA取得者は結構多いように思います。
監査法人にいた頃に一緒チームにいた人は女性と男性が半々ぐらいでしたし、SNSなどを見ていてもUSCPAを目指す女性というのが多い気がします。
監査法人のように公認会計士が沢山いる現場では、女性の割合が1~2割ぐらいですがUSCPAとなるとそれより女性比率が上がる印象ですね。
会計や英語のスキルを持っている人材は、男女関係なく高いポジションに上がって活躍できるのもUSCPAの良い所です。
USCPAの働き方は幅広い
このようにUSCPAの使い道や働き方は幅広く、将来性がある資格です。
・転職で有利になる
・海外就職や転職ができる
・社内の異動や昇進・業務クオリティを上げるために使える
・男女関係なく活躍できる
・難関資格なので信用もあり、独立も可能
私もUSCPA資格を活かして転職に成功したり独立して自分のやりたい事を実践できているので、ちょっとでも興味がある人はまずは情報収集からやってみましょう。
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