「留学してUSCPAを取得するのはどうなんだろ?」
「USCPAを取得してから留学もあり?」
今回は、実際に留学をしてUSCPAをアメリカで受験した私が経験談を交えながら「留学×USCPA」の相性とメリットについて解説していきます。
USCPAと留学の組み合わせは最強
USCPAを取得することによって、国際会計と英語のスキルが身につき就職や転職などで非常に有利となります。
しかし、それに海外留学を組み合わせると「鬼に金棒」という状態になることは間違いないです。
私自身、留学経験とUSCPAを併せ持ったおかげで就職や転職市場で満足のいく結果を得ることができました。
もちろん、実務にもそれは大きく活かされました。
英語力が裏付けされる
USCPAだけでも英語力がある程度あることが証明されます。
が、あくまでもペーパーテストなのでリスニングとスピーキング能力は企業の採用担当者が推し量ることはできません。
もし海外留学もしていれば、喋りはある程度問題なくこなせるという事も証明できるので英語力の総合的な高さが裏付けされより評価が高まります。
日本においては外資系でもそこまで英語のスピーキングやリスニングを必要としない企業も多いですが、それでも「しゃべり」ができればさらに条件の良い業務につくことができます。
グローバル企業は海外経験が大好き/11-2
これはスキルの問題というよりかは企業がどういう人を好むかの話になりますが、グローバルに展開している企業は海外経験者が大好きです。
ずっと日本にいてUSCPAだけを取得した人よりも、USCPAを持っていて留学経験もある人を喉から手が出るほど欲しい企業が沢山あります。
代表的なのは総合商社とかですね。
「USCPAだけ持っていて頭でっかちな人材じゃない」ということが海外経験で証明されますので、外資系やグローバル企業においては転職エージェント経由でもかなり勧められますし評価されます。
キャリアアップが加速する
留学経験があってUSCPAを持っていると、単純にできることが増えるので自身のキャリアがさらに加速するようになります。
英語対応が全般的に可能になりますし、会計のスキルも活かして専門性の高い業務をこなすことができます。
結果、価値のある仕事を任されるようになり出世や転職などのキャリアアップにつながりやすくなります。
何より、海外経験とUSCPAの組み合わせで自分に大きな自信が持てるのでどの国でも色んなことにどんどんチャレンジする気力も沸いてきます。
海外就職がしやすくなる/14-1
もちろん、留学とUSCPAの組み合わせは日本で活きるだけでなく、海外就職にも大きくつながりやすくなります。
USCPAという資格が海外の特定の国で相互承認制度をとっているため、海外で働きやすくなります。
また、留学しているとその国に慣れることができますしそのまま留学先の国に現地就職しやすくなります(状況によって異なりますが)。
仮にそのまま現地就職できず一旦帰国することになっても、留学経験が1度でもあると海外に住むという事にある程度慣れている状態になるため海外就職の準備がスムーズになるという利点もあります。
留学経験とUSCPAは両方とも海外就職に活かすことができるのです。
大学院留学をしてUSCPAを取得する人も
アメリカ大学院留学など、海外の大学院に留学をしながらUSCPAを取得する人も結構います。
MBAなど、海外の大学院に留学をしている時点で帰国後やその後の自分のキャリアプランが広がり市場価値も相当上昇します。
大学院留学中にUSCPAを取得する利点としては、大学院に在籍している段階で在学中に受験資格を満たしているケースが多いということです。
また、大学院で勉強中のことがUSCPAの試験に活かせることも多いため合格も比較的しやすくなります。
もちろん、海外の大学院は授業がとても忙しいのが基本ですがUSCPAという専門スキルを身につければ市場価値は「大学院の学歴×留学×USCPA」でうなぎ上りとなります。
逆に、USCPAを取得してからさらにグローバルなキャリアを伸ばしたくて大学院に留学をする人もいます。
現在では、オンラインでの留学も可能なところも増えており現地に行く手間や費用が大幅に削減でき効率的に大学院留学ができるのもメリットです。
おすすめの大学院/3-7
ちなみに、USCPAを取得している人向けにおすすめの大学院は「ロンドン大学会計学修士プログラム」です。
ロンドン大学はかなりの名門校ですが、このプログラムは実際にイギリスにいく必要がありません。
オンラインで授業や課題などをクリアして卒業ができるので日本にいながらロンドン大学の大学院卒の称号が手に入ります。
ただ、オンラインで完結するといっても卒業までの難易度はかなり高いため「オンラインだから楽勝」といった意識は捨てた方がよさそうです。
語学留学や交換留学でも大きくプラスになる
USCPAと留学を掛け合わせるのは、何も大学や大学院留学に限った話ではありません。
ある程度の期間の語学留学や1年ぐらいの交換留学などでもUSCPAの価値をさらに倍増してくれます。
できれば1年間は留学をしているのが望ましいですが、短期間でも本人の頑張り次第でスピーキングやリスニングは向上していきます。
また、海外の現地で短い期間ながらも生活していたという事自体がグローバル企業から評価されるものなのです。
大学院留学などはハードルが高すぎるという人にとっては、語学留学で自分のグローバルな価値を高めるのはコスパはかなり良いかと思います。
アメリカ留学中にUSCPAを受験/1-2
私の場合、アメリカに留学をしてからUSCPAという資格の存在を知ってから受験をしました。
最初は現地の語学学校に通い、その後にカレッジ(短大)に入学をしてからアカウンティングの授業が面白くて会計に目覚めました。
その過程で米国公認会計士の話を当時のカレッジの先生から聞いて、「これに合格すれば厳しい留学生の就職活動を有利に進められるのではないか?」と思い始めてから色々と調べるようになりました。
ただ、在学中に受験資格を得るためにかなり授業を取る順番を考えたりして4年生大学の3年次に編入してすぐの段階で受験ができるようになりました。
結果的に、留学生が参加するボストンキャリアフォーラムという就活イベントまでに1科目しか合格することはできませんでしたが監査法人や金融機関などかなり満足のいく結果を得られることができました。
やはり思ったのは、「英語力とUSCPAという資格の組み合わせは強い」ということでした。
海外経験に裏打ちされたUSCPA資格というのは本当におすすめです。
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