「USCPAは科目合格でも評価される?」
「科目合格で有利になる企業ってあるのかな?」
今回は、USCPAに科目合格で就活に挑んだ場合の評価について解説していきます。
USCPAは科目合格でも就活に強い/13-3
結論から言うと、USCPAは科目合格の状態で就活に挑んだ場合でもかなり武器になります。
もちろん全科目合格している方がアピールの効果としては強いですが、科目合格でも履歴書に「米国公認会計士試験 科目合格」と書いておくことで一定の評価を得ることができます。
すでに科目合格したという実績は「英語と会計のスキルをある程度保有している」とみなされるので、英語や会計力を活用する必要がある企業としては確実にプラス材料となります。
税理士試験も科目合格の段階で企業側から相当な高評価を得られるように、USCPAにも同じ事が言えます。
また、科目合格していれば履歴書に記載することができるので、それによって面接時に話のネタになったりすることでスムーズな会話につながりやすいという利点があります。
2科目以上の合格が理想
「科目合格の場合、何科目合格している方が良いか?」という疑問が湧きそうですが、これに関しては「できるだけ多くの科目を合格している方が良い」という回答になります。
すでに合格している科目が多い方が「このまま挫折せずに全科目合格してくれそうだ」と思われますよね。
個人的には、2科目合格していれば「全科目合格まであと半分!」という印象になるため評価は高いでしょう。
なので、できれば就活前に2科目は合格している段階で選考に挑みたいところですね。
##1科目合格で複数の企業に内定しました/1-2
就活をスタートさせる前に2科目合格しているのが理想ですが、1科目だけでも十分に就活でライバルに差をつける効果はあります。
私は大学在学中にUSCPAを受験して、BECの1科目だけを合格した状態で就職活動に挑みました。
「1科目の合格だけで評価してくれるかな?」というのが心配でしたが、金融業界やメーカー、監査法人やコンサルを中心に複数の企業から内定をもらうことができました。
こちらからはほとんどUSCPAについて口頭でアピールすることはなかったのですが、履歴書にさらっと「科目合格」と記載していました。
そのおかげで、面接官の方からそれをネタにしていただいて話が盛り上がったりして面接に手ごたえを感じることができたので「科目合格でも色々な意味で選考に有利だな」と感じることができました。
USCPAを評価してくれる会社を狙う/13-5
ちなみに、USCPAが科目合格でも評価してくれるのは「英語や会計に関わる企業や職種」となるのでどんな業界でも評価してくれるというわけではないです。
そのため、科目合格の段階でUSCPAアピールで就活をするのであれば狙う業界は以下に定めるのがおすすめです。
・監査法人・税理士法人
・総合系コンサル
・監査法人系FAS
・金融機関
・外資系・大手グローバル企業の経理・財務職
やはり上記のような業界や職種ではUSCPAの知識やスキルが活かせるので、会社側も「USCPAの勉強をしているならすぐに業務に適応してくれそうだ」と思ってもらえます。
簿記2級を取得して科目合格を補おう/2-5
もし「科目合格の実績だけでは就活に不安」ということであれば、簿記2級も取得しておくことをおすすめします。
簿記2級はどんな企業でも評価してくれるので、「USCPA科目合格×簿記2級」の組み合わせで応募できる企業の幅も広がります。
理想的には、USCPAの学習を始める前段階として簿記2級を取得していることが望ましいいのですがそうしなかった場合は科目合格をしてから簿記2級を取得するというのもアリです。
簿記2級があれば、USCPAについてあまり認知していない日系の業界でも「会計に強いんだな!」と思ってもらえるので沢山の企業に応募したい人にとってはおすすめです。
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