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USCPAの試験科目、受ける順番のベストは?【法則あり】

「試験科目はどういう順番で受けたらいい?」

「おすすめの受験順は?」

今回は、USCPAの試験科目についておすすめの受験の順番について解説していきます。

目次

USCPA科目の順番は重要!/6-2

USCPAは4科目に合格する必要がある試験ですが、どの科目から受けていいか迷いますよね。

・やりやすそうな科目から受ける

・難しい科目から受ける

・好きな科目から受ける

人それぞれ好みはありますが、「できればこの順番で受験するのが効率的」というのがあります。

いわゆるセオリー通りに受験をした方が、無駄な勉強をしなくて良いので短い勉強時間で合格に近づくことができます。

セオリーはFARが最初!/6-5

効率的な受験の順番となると、まず鉄則としてFARを最初の受験科目にすることです。

FARを最初に合格してしまえば、他科目の合格も実現しやすくなってきます。

FARは全科目の基礎

FARは簿記や財務会計論など、会計職の基礎となる科目となっています。

監査法人で働くにしても、経理や財務職として従事するにしても必ず知識が必要となるいわばUSCPAでもっとも大切な科目と言えるでしょう。

実際、AUDや選択科目のBARの問題を解く際にFARの知識がある程度分かっていないと話にならない問題もあります。

もちろん、他の選択科目のISCやTCPやコア科目のREGなどはダイレクトにFARと関係があるとは言えないかもしれません。

それでも、FARの知識がある事でそれらの科目にも間接的につながってくるので全科目の基礎なるため一番最初に学習をして合格することが望ましいのです。

全体の勉強時間を短縮できる

特に、AUDはコア科目なのでUSCPA合格には絶対に受験が避けられません。

先にAUDから学習をしてしまうと基礎がない状態で問題に挑むことになるため、TBS問題など応用が必要な場合にFARの知識がないと対処できない場面が出てきてしまいます。

その場合、AUDの学習をしながらFARの知識も身につけなければいけないため学習が2度手間になってしまう恐れがあります。

逆に、AUDやBARなどはFARの学習を先にやっておけば基礎が身についている状態なのでスムーズに学習が進むことになります。

そのため、全体の学習時間を短縮できるので最短での合格に近づくというわけです。

理想的な順番

ではFARを最初に受験するとして、残りの科目を受験する順番はどのようにするのがよいでしょうか?

結論から言うと、

  • FAR
  • BAR(もしくはISCかTCP)
  • AUD
  • REG

この順番で受験をすることが効率的なUSCPA合格への鉄板パターンです。

選択科目をBARにした場合、FARのすぐ後に受験すればBARに必要な財務分析や財務報告の基礎を学習したばかりなので対応しやすいです。

また、同じくAUDも簿記や財務会計論の知識を前提としたTBS問題などが出題されることもあるため2番目か3番目あたりに持ってくるのが良いでしょう。

ただ、実際にはFARさえ先に受験して合格してしまえば後の順番の前後はそこまで致命的な間違いとはなりません。

FAR以降の科目については「この順番じゃないとやばい」というのはないので、個人の感覚で選んでも良いかもしれません。

受からないなら順番を変えても良い

現在ではUSCPAは1科目ずつ合格していくのが基本ですが、一つの科目で何度も落ちて煮詰まってしまいそうなら別の科目をやってみるのもアリかなと個人的には思っています。

もちろん、ある程度勉強していた科目を離れて別の科目にチャレンジしなおすというのは学習効率の面だけで言うと非効率となります。

が、沼にハマってしまった状態から抜け出してリフレッシュする必要も時にはあるかもしれません。

特に、その科目が受かる気がしなくてUSCPAから撤退するぐらいなら別の科目に合格して勢いをつけてまた煮詰まった科目に再チャレンジするというのは精神衛生上良い効果が生まれることもあります。

自分がやりやすい科目からやるのもあり

ただ、ここまでは学習時間や期間の効率面から受験の理想的な順番についてお伝えしてきましたが正直なところ「自分の好きな順番で受けるのもアリ」という考えもあります。

自分が受験した時は、以下のようにここで解説しているセオリーの順番とは違うものでした。

  • BEC(現在はBARに変更)
  • FAR
  • AUD
  • REG

真っ先にFARから合格するのが大前提というのを無視して、自分にとって簡単に合格できそうなBECから始めました。

まず1科目合格すれば、「他の科目も行ける!」「自分でもUSCPAに合格できそうだ!」という風に勢いをつけたかったからです。

また、当時のBECはTBS問題もなしで非常に取り組みやすかったというのもありました。

人によって好きな科目や取り組みやすい科目は違うでしょうし色んな事情があるかもしれません。

基本的にはFARを最初にしてAUDやBARなどを受験するのが鉄則ですが、「自分はこの順番でどうしてもやりたい!」というのがあればその感覚を大事にするのも良いです。

REGを最後にするべし/6-4

ちなみに理想的な受験順番にREGを一番最後にしているのは、頭をクリアにするためです。

FARで学習する財務会計とREGで出題される税務会計は、それぞれ反対の知識が必要な場面が多いのです。

費用や収益の認識が税務と財務上で異なったりするため、FARのすぐ次にREGを受験してしまうと混同してしまって学習が非効率になってしまう場合があります。

そのため、できるだけFARとREGの受験時期は離した方が良いのです。

ある意味、REGは全科目の中で一番独立しているとも言えますので最終科目にしてフィナーレを飾るにふさわしい科目とも言えます。

また、個人的にはREGは学習自体がかなりつまらないという欠点があるため一番最後の科目に持ってきて「このREGさえ受かればUSCPAに完全合格だ!」とモチベを高く保つために最後にする意味もあると思っています。

USCPAの2科目同時受験はあり?

現在ではUSCPAは1科目ずつ合格していってじっくりと取り組めますが、なんらかの事情があって2科目同時に並行して学習するのはアリでしょうか?

これは場合によってはありです。

ずっと同じ科目ばかりやってるとすぐに飽きてしまう人や、グアムやアメリカなどに渡航して日本で受験をしない人もいるでしょう。

そういう人は逆に学習を並行したり同時期に受験して合格するという手段もあります。

普通に考えると同時に学習や受験をするのはきつそうですが、やってやれないことはないです。

USCPAがCBT方式に移行される前は、複数科目を同時に受験しなければいけなかったため2科目同時に学習とかは当たり前でした。

複数科目を一気に合格したい人などは、自分の状況や好みを検討しながらやってみるのもありかもしれません。

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