「USCPAがあれば未経験でも海外で働ける?」
「未経験で狙い目の国とかってあるの?」
今回は、USCPA取得後に業務未経験で海外就職をしたい人向けに解説をしていきます。
USCPAが未経験で海外就職は可能?/14-1
会計関連の実務経験がない状態でUSCPAに合格した場合、そのまま海外で就職することは可能なのでしょうか?
結論から言うと、国にもよりますが就労ビザを得て本格的に働くには基本的には厳しいです。
USCPAは英語と会計スキルを証明する資格で海外でも広く認められていますが、未経験よりは関連業務経験がある方がやはり有利なのは間違いありません。
ただ、それでも未経験で就職しやすい国や就労形態というのはありますので狙いどころはあります。
インターンかワーホリなら可能性は十分/14-6,14-9
関連した業務経験がない場合でも、インターンやワーホリならあまり不利になることはありません。
本格的な就労ビザを取得するよりも比較的容易に海外で働くことができます。
人気の国であるアメリカやカナダ、オーストラリアなどではワーホリやインターン制度を利用している日本人が沢山います。
USCPAを持っているのであれば、インターンやワーホリで仕事を探すのにもより一層有利になることでしょう。
現地の就労ビザを得るのは厳しい?
「インターンやワーホリじゃなくて、現地の正式な就労ビザで本格的に海外就職したい!」
未経験でもこういった思いがある場合は、実務経験なしでも働きやすい国を選んだ方が良いです。
未経験なら狙い目はアジア/14-8
未経験の場合、アメリカやヨーロッパなどの欧米諸国だとちょっと厳しいですがアジアなら十分に海外就職は可能です。
特に狙い目はベトナムやタイなどの東南アジアです。
こういったところには日系企業が沢山ありますし、実務経験がない人に対しての求人が結構あります。
USCPAを持っているのなら、それだけで十分に現地の日系企業に内定をもらって海外就職を実現することは可能です。
ベトナムやタイは日本人を特に優遇しているところがあるので、まず初めに海外就職の経験を積んでおきたい人に向いています。
IT・会計系のコンサル職も狙い目
実務経験がない場合、IT・会計系のコンサルティング職で応募すると現地の企業に採用されやすいです。
コンサルはもともと会計や戦略、人事など色んなジャンルの転職者が入り乱れてますので未経験者に対して門戸が広いため海外就職の際もその法則が活きてきます。
特にタイのバンコクやベトナムであれば、未経験でもコンサルであればUSCPAのスキルを活かして現地採用を勝ち取ることも十分可能です。
未経験者ほどコンサルを狙ってみるといいでしょう。
未経験なら多少の条件は覚悟しよう
バンコクやベトナムなどの就労ビザが取りやすい国で、なおかつITや会計系の仕事であれば未経験でもすぐに海外就職できる可能性は高いです。
ただ、給料に関してはやはり実務経験なしの場合はそれほど高くはないということは念頭に入れておいた方が良いでしょう。
例えばバンコクの場合、経験がある人の日本人のUSCPAの給与は年収600万円くらいもらえることが多いですが未経験の場合だと400万円くらいの水準の事もあります。
もちろん、これは会社や職種によっても違いますが未経験の場合はそれなりの給与であることが多いのは間違いないでしょう。
とはいえ、バンコクなどでは日本人にとって給与が安くても現地の物価が安いため支出が抑えられるので海外生活は十分に成り立ちます。
日本で3年ほどの会計経験は積んでおきたい/9-1
「東南アジアではなく欧米諸国でどうしても海外就職したい!」
こういった人も多いかと思いますが、その場合は未経験だとビザが取得できない可能性が高いため日本もしくは未経験で就職できる国で3年ほどは業務経験を積むのが一番の近道です。
日本で働く分には当然ビザの事は考えなくて良いですから、後は企業から採用をもらうだけなのでハードルは海外よりも低くなります。
もしくは、バンコクやベトナムなどのようにハードルの低い国にまずは未経験でもぐりこんで3~4年ほど働いて経験を身につけてから欧米諸国への海外就職にチャレンジするという手もあります。
経験があると海外で採用されやすい
海外で働けるようになるためには、
・海外の企業からオファーをもらう
・その国の就労ビザを取得する
この2つのステップが必ず必要になります。
業務未経験の場合、上記2つのハードルを越えることが難しいのです。
逆に、経験があれば企業から内定をもらいやすいですし就労ビザの審査も通りやすいです。
USCPAは未経験でも海外で有利には働く
未経験の場合、欧米諸国でいきなり本格的に就労ビザで海外就職をすることは厳しいですがそれでもUSCPAがあると有利に働くことは間違いないです。
未経験で資格が何もない人に比べたら、USCPAという世界的に認められている試験に合格している人の方がやはり分があります。
特に東南アジアであれば未経験でも求人はかなりありますが、USCPAにパスしている人であれば企業のオファーをもらいやすいでしょう。
というわけで、未経験でもUSCPAがあれば条件付きですが海外就職を実現することは可能です。
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