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【USCPA】ニューヨーク州のライセンス要件や更新ルールを解説

「ニューヨーク州のライセンス要件や更新ルールは?」

「ニューヨーク州のライセンス取得っておすすめ?」

今回は、ニューヨーク州のUSCPAライセンス取得や更新について解説していきます。

目次

USCPAニューヨーク州のライセンス取得要件/3-0

ニューヨーク州のUSCPAライセンス取得のためには、学歴・単位要件と実務経験を満たす必要があります。

また、ニューヨーク州の場合はサインをもらうための要件に関して少し厳しい条件となっています。

学歴と単位

ニューヨーク州の学歴と単位要件は以下の通りです。

・4年制大学卒の学位

・総取得単位150単位

・会計33単位、ビジネス36単位

受験資格を得る段階では、ニューヨーク州は会計やビジネス単位はあまり多く求められませんでしたがライセンス取得となると新たに多くの単位を取る必要があります。

実務経験

ニューヨーク州の場合、実務経験は一般事業会社での会計関連業務を1~2年積む必要があります。

また、アメリカで1年以上働いている事が条件にもなっています。

さらに、実務経験に関しては直属の上司がUSCPAホルダーである必要があるのでかなりハードルが高いです。

サインをもらう人

ライセンス取得の際は他のUSCPAからサインをもらう必要がありますが、ニューヨーク州の場合はサインをしてもらうのは直属の上司である必要があります。

他州であればそういった制約はないため、有料でサインをしてくれるサービスを使ってライセンス取得要件を満たす事ができます(私はプロアクティブの佐々木先生にサインをしてもらいました)。

ニューヨーク州のライセンスはハードルが高い

ニューヨーク州はUSCPAの受験資格を得るのにはとても便利ですが、上記のようにライセンスを取得するためのハードルはかなり高いです。

直属の上司にUSCPAがいて、なおかつアメリカに1年以上は駐在する必要があるため日本国内でキャリアを積んでいる人はニューヨーク州でのライセンス取得は難しいでしょう。

そのため、ニューヨーク州のライセンスホルダーはほとんどがアメリカで働いている人となっています。

ニューヨーク州のライセンスがおすすめな人

多くの日本人はワシントン州でライセンスを取得しますが、ニューヨーク州でライセンスの取得をおすすめする人は以下のケースとなります。

アメリカのMBA留学を考えている人

アメリカでのMBA留学を考えている、またはする予定があるのならニューヨーク州のライセンスを取得するのもありです。

MBA留学ならビジネスや会計単位を沢山取れますし、総単位数も150単位を超えるので単位要件を満たしやすいです。

また、アメリカの比較的上位大学のMBAを取得すればウォール街などニューヨークで働けるチャンスが大幅に増えるためアメリカでの実務経験要件も充足することが可能です。

MBA留学の場合、USCPAよりもMBAを取得することの方が大変だったりしますが両方の資格を取得すれば単純なMBAホルダーより有利なキャリア形成ができるというメリットもあります。

アメリカ就職を考えている人/14-2

すでにアメリカに住んでいる、または将来的にアメリカに就職を考えている人の場合もニューヨーク州でライセンスを取得する意義があります。

そもそも、アメリカでUSCPAとして働くのであればその州のライセンスを取得している必要があります。

そのため、ニューヨーク勤務や移住に憧れがあるならニューヨークで働きながらライセンスを取得した方が良いです。

すでにニューヨークに住んでいるのであれば、ニューヨーク州のライセンスを取得するのが自然ですね。

カッコいいライセンスが欲しい人

「ニューヨーク州のライセンス」というと響きが相当かっこいいという理由からもおすすめしておきます。

やはりアメリカの中心はニューヨークなので、名刺にニューヨーク州の米国公認会計士と記載されていればかなりかっこいいです!

こういった理由がメインでニューヨーク州のライセンスを選ぶ人は少ないと思いますが、副次的効果として考えてみるのもありかと。

実際、アメリカの他州に住んでいる人が「ニューヨーク州のライセンスだとかっこいいから」という理由で取得する人もいるほどです。

ニューヨーク州ライセンス更新のルール

ニューヨーク州のUSCPAライセンス更新のルールは以下の通りです。

・CPEで毎年40単位以上取得

・3年毎に倫理試験を受験

・監査業務をしている人は3年毎に40単位以上の監査関連科目を取得 ワシントン州などの他州に比べて、毎年それなりに単位を取得しなければいけない点だけ気をつけておきましょう。

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