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USCPAのライセンスを更新しない場合と失効について

「USCPAのライセンスを更新しないとどうなる?」

「ライセンスが失効したらもう復活できない?」

今回は、ライセンスを更新しない場合の失効と復活について解説していきます。

目次

USCPAのライセンスを更新しない場合/3-0

USCPAのライセンスは州によっても異なりますが、共通しているのは一定期間毎に更新する必要があるということです。

更新手続きをするには、

・CPEの単位取得をしっかりやる

・更新料の支払いをする

この2つが必須となっています。

これらをやらないとライセンスが失効となってしまいます。

何もしないとライセンス失効

その州で決められた更新期限までに更新をしなければ、USCPAライセンスは失効(Lapse)という状態になります。

失効している状態だと、USCPAと名乗ったり名刺に記載することができなくなります。

無資格の状態になるため、監査報告書などにサインも当然できなくなります。

USCPAとして活動しているのであれば、失効になってしまうと業務に支障が出るため「更新忘れで失効」なんてのはなんとしても避けたいところです。

CPEを忘れても1度は延長更新可能

ライセンスが失効になってしまうパターンとして一番多いのは、CPEをちゃんとやるのを怠ってしまう事によるものが多いです。

ただ、これに関してはワシントン州を例にすると1度はCPEの期限延長(CPE Extension)が可能なので更新期限までに終えれば失効せずに更新することができます。

例えば、更新期限の前の年の12月31日までにCPEの単位条件を満たせなかった場合は翌年の6月30日までにCPEをすべて終わらせた上でCPE Extensionの申し込み(CPE Extension Request)をすることで滑り込みセーフとなります。

この場合、通常の更新料230ドルに加えて100ドルの遅延料(late fee)を支払う必要があります。

私は1年毎の20単位取得を忘れていたことがあったため、まさにこの延長手続きをしてライセンス更新をすることができました。

2度目の失効からの復活は運次第

さて、1度はCPEをちゃんとやっていなくても失効にはならないという温情がありますが2度連続だとこうはいきません。

更新期限の前の年の12月31日までにCPEをちゃんと終わらせていない状態が2期連続で続いた場合、CPEの延長手続きをすることができません。

この場合、一旦は確実に7/1でライセンスが失効となることが確定してしまいます。

ただ失効になってしまっても、USCPA資格を復活(reinstatement)させることも可能です。

失効になると自分のUSCPAとしてのステータスがLapseとなるのですが、この状態であれば以下の方法で復活ができる可能性は高いです。

・CPEの単位取得を終わらせる

・reinstatement applicationを提出する

・480ドルの復活費用を支払う

最終的に資格を復活させてくれるかはAICPAやNASBAが決めることなので運次第と言えるでしょう。

また、もしステータスがSuspended(停止)やRevoked(取り消し)となってしまった場合は以下のように相当面倒な手続きが必要になります。

・自分のライセンスをBoardが復活するべきだと思う理由をアピール

・2人のUSCPAからの推薦状を書いてもらう

ここまで行くと、相当手間がかかるため2期連続のCPEやり忘れには本当に気を付けた方が良いです。

ライセンスの「無効化」という手段もある

ちなみに、ライセンスの失効とは違い自ら無効化(Retire)するという手段もあります。

ライセンスが当面の間とくに必要なくなったということであれば、このRetireをすればCPEや更新料がいらなくなります。

もし一度無効化したライセンスをアクティブな状態にしたいのであれば、CPE120単位と通常の更新料の支払いをすればすぐに復活できるようになります。

ワシントン州のルール/3-12

多くの人がライセンス取得をしているワシントン州の場合、更新ルールは以下の通りとなっています。

・3年毎にCPE120単位を取得(Non-Technical Subjectは60単位以内)

・1年毎にCPE最低20単位以上を取得

・3年毎に更新料230ドルをオンラインから支払う(クレジットカード or 小切手) 1年毎の20単位取得を忘れがちな人が多いので繰り返しになりますが気をつけましょう!(私もですが・・)

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