「自分はUSCPAを目指していいのだろうか?」
「数学苦手だけどUSCPA目指してもいいの?」
USCPAを目指すかどうか迷っている段階や、学習を始めるとちょっと不安になりますよね。
今回は、USCPAを目指すか迷っている人やちょっとでも興味のある人に「USCPAに向いている人と向いてない人」の特徴を解説していきます。
USCPAに向いている人
USCPAを取得するのに向いている人の思考や特徴にはある程度の共通点があります。
また、実際に自分がUSCPAとして働いてみた経験からも「こういう人が向いているよな~」と色々と実感しましたので挙げていきます。
もっと稼ぎたい/9-2
「今よりもっと稼ぎたい、年収を増やしたい!」という人はUSCPAを目指すのに向いています。
USCPAは高年収につながる資格で、合格すると監査法人や外資系企業・グローバル企業など給料の良い業界への転職需要が結構あります。
英語を使って専門的な業務ができる人は年収がアップするキャリアを上がっていくケースが多いです。
「今のままじゃ給料が上がらない・・何か資格を取得して年収アップにつなげたい!」という人は是非目指すべきです。
私も派遣社員として働いている時に「このままで終えたくないから、やっぱりもう一度USCPAを目指そう!」と一念発起して年収アップを実現させることができました。
チャレンジ精神と野心がある/1-2
お金をもっと稼ぎたい人も含めて、新しい事にチャレンジしたい気持ちや自分のキャリアに対して野心をもっている人には超オススメです。
USCPAは他の資格に比べて新鮮でチャレンジングな資格なので、現状維持の人より「やってやる!」という人に向いています。
お金の面だけではなく、
・ポジションの高い仕事がしたい
・もっと自分自身や周りの人を納得させたい
・ここままでは終わりたくない、さらに上昇したい
こういった負けん気や上昇志向はUSCPAを目指すのにとても良い動機です。
USCPAは合格するのに簡単な試験ではないので、不安になったり苦しい時に強い野心を持っている人の方が最終合格までにたどり着ける傾向があります。
この気持ちの面はUSCPA試験においては一番大事になるものだと言っても良いくらいです。
グローバルなキャリア意識が高い/1-13
USCPAは何といっても英語を使う資格なのでグローバルに活躍したい人に向いています。
日本の資格の中で専門分野と英語力の両方を問われる試験というのがあまりないので、USCPAは「専門知識を利用して国際的に活躍できる」という希少価値のある資格と言っていいでしょう。
10年前よりも現在、現在よりも10年後20年後になるにつれてグローバルな業務や思考回路が当たり前になっていきます。
「TOEIC」や「英検」のように英語を学ぶだけではなく、「国際的に使える会計知識」を学べるのがUSCPAです。
・日本国内でグローバルなキャリアで上がっていきたい人
・いずれ海外就職や移住を狙っている人も
USCPAはどちらの人に対しても向いています。
英語を使うのにやりがいを感じる
グローバル志向な人にUSCPAは向いていますが、その中でも「英語を使って仕事をしたい」という意識が高い人にもぴったりです。
「グローバル化は大賛成だけど、英語はあまり好きじゃない」という人もたまにいたりしますが、英語そのものが好きな人はやはりUSCPAを目指すべきです。
私自身、USCPAに合格して監査法人で働いていた時は頻繁に英語を使って仕事していました。
英語を使って海外の人たちと業務を進めている時は「英語を使っている自分」に対してやりがいを感じていました。
たぶん、社内の周りの人の大半は自分と同じことができないため「少数の人にしかできない業務をやっている優越感」に浸っていた部分もあると思います。
いずれにせよ、
・英語を使ってかっこよく仕事したい!
・英語で業務を進めている自分を想像するとワクワクする!
こういった人はUSCPAに合っています。
洗練されたイメージが好き
USCPAというと、なんとなく洗練されたイメージを持たれることが多いです。
「アメリカの公認会計士」と言うと、人々に以下のイメージを連想させるのでしょう。
・英語ができる
・「アメリカ=国際的でかっこいい」
・専門職で難しい仕事してそう
実際、こういったイメージを持ってUSCPAを目指したいと思うのもアリです!
自分がUSCPAとして働いてみた感想としては、ある程度はこのイメージ通りにいったなという感じはあります。
USCPAに限った話ではないですが、何かを目指そうと思った時は「なんかカッコいいな~」から始まって夢をかなえる事につながるので動機としてはアリですね。
継続して勉強するのが苦じゃない/2-3
これはUSCPAの試験勉強の事だけではなく、USCPAとしてキャリアを積んでいく際にも必要な事です。
USCPAが活躍できる職種や業界の特徴として
・勉強がそのまま仕事の成功に結び付きやすい
・高年収で競争が激しい会社
・外資系やグローバル企業など英語力の維持が必要
などが挙げられますので、資格を取得したら終わりではないです。
もちろん、試験合格にも「約1年~1年半」は基本的にかかります。
そのため、仕事をしながら社会人として勉強を少しずつ継続する事を習慣にできる人は向いていますね。
USCPAに向いてない人
逆に、USCPAを目指すのに向いていない人はどんな人なのでしょうか?
自分が考える「向いていない人」を挙げてみます。
英語に大きなアレルギーがある/5-2
「英語は絶対に無理!」というレベルだと、さすがにUSCPAを目指すのは向いていないでしょう。
「英語が苦手だけど、どうだろう?」ぐらいなら十分に合格する事ができる試験ですが「英語絶対ダメアレルギー」を持っている人は日本の公認会計士試験の方が向いています。
また会計士でなくとも、簿記検定で経理職を目指すという選択肢も十分にありです。
みんなと同じ資格が良い/2-4
USCPAはアメリカの資格なので、日本の簿記検定や公認会計士の方が知名度は高いです。
そのため、「みんなと同じ資格をとって安心したい」という人にはあまり向いていないと思われます。
USCPAを受験する人は、ちょっと特殊な資格だけど自分なりのキャリアプランを描いて能動的に動いている人が多い印象です。
ただ現在はUSCPAが人気資格の一つにもなってきているので、将来的には「みんなと同じ資格」になってくるかもしれません。
それでも「右にならえ」ではなく、自分でリサーチしてUSCPAの有用性を見出して納得した上で受験するべき資格だと思います。
資格を取れば一生安泰だと思っている/9-4
USCPAという資格の存在だけで安心してしまう人も向いていないと思われます。
英語と会計知識を証明できるという、かなり評価の高い資格ではありますが取得後も常に自己研鑽が必要になるので資格だけでのんびりしたい人は辞めておいて方が良いでしょう。
USCPAはどちらかというと、資格そのものよりも「資格を突破口にして高年収業界で忙しくキャリアを高めたい人」に向いています。
常に待ちの姿勢
USCPAは自分のキャリアに対して野心がある人向けの資格なので、「待ちの姿勢」の人には向いていません。
試験においても、そもそも受験資格を得るところから能動的に動いていく必要があります。
他の資格試験に比べて、テキストの選択や勉強方法など自らリサーチをして理解していくことが求められます。
「与えられた環境だけでまったりしたい」という人にはあまり合わないと思います。
現状維持で細々とやりたい
また、USCPAは比較的難関で試験制度も少し特殊です。
そのため、「新しい事はあまり手を出したくない」という人も向いてないかと。
やはり野心やチャレンジ精神がある程度はないと、USCPA試験を乗り越えるのには向いてないでしょう。
数学が苦手でも問題ない
USCPAに向いている人と向いていない人について解説しました。
この話に関連して、たまに聞かれるのが「数学が苦手なんですけど、USCPAに挑戦するのは無謀ですかね?」という質問。
これについては、「数学が苦手でも全く問題ない」と回答させていただいてます。
「公認会計士=数字・数学に強い」というイメージがあると思いますが、学生の頃に数学が大の苦手だった自分でも合格できて監査法人で監査業務をやれてたので大丈夫です。
小学生レベルの算数ができればOK。
実務においても、難しい計算はエクセルにすべてやらせればいいので数式や計算の深い知識を持っておく必要はありません。 数学が苦手でもUSCPAになれますので、自分が向いていると思う人は是非チャレンジしてみましょう!
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