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USCPAが「難しい」「難しすぎる!」と思う共通の理由と対策

「USCPAは難しすぎてきつい!」

「USCPAの難しさの理由って何?」

USCPAに興味のある人やすでに学習を開始している人も、USCPAの難しさについて気になるものでしょう。

今回は、USCPAに合格した私が「USCPAの難しさの理由とその対策」について解説していきます。

目次

USCPA試験が難しいと思う場面/2-4

USCPAは公認会計士試験ほどではないですが、かなりの難関資格です。

ここでは、USCPA試験を難しいと思う場面を挙げていきます。

問題が全部英語/5-2

USCPAの難易度が高いと思う最大級の要因の1つが、英語の試験であるということです。

他の国際資格の場合、日本語で出題されるものもありますがUSCPAはアメリカが管轄している試験なので全部英語です。

USCPAの受験は、テストセンターに行ってPC上で問題を解いていくという流れになります。

そこでは、試験をスタートする際に表示される画面の指示文からすべて英語なのでまるでアメリカにいるような感覚になります。

USCPA試験はリーディングさえできれば良いので日本人の得意分野ではありますが、さすがに初見だとUSCPAのパターン化された英文での問われ方に戸惑う場面もあります。

例えばMC問題は1問1問の英文が短い場合が多いですが、Business Lawのようにちょっと長めの英文が出題される場合もあります。

英語が苦手だと「この英文、構造が複雑で何を答えればいいんだ?」と英語が原因で正答が上手くできなかったという事態も起こり得るのです。

また、TBS問題の場合はさらにまとまった英文で状況説明をされた上で解答を導き出す必要があります。

時間に余裕がない中でTBSの英文を読むのは結構負担になる人も多く、「あ~英語きついな~」と思ってしまう事もあります。

もし、USCPAの出題がすべて日本語であればもっとラクになるのは間違いないでしょう。

それでも「英語で問題を理解して解く行為」というのがUSCPAの資格価値なので、英語で問題を解く難しさは致し方ないと言えます。

TBS問題が特殊/6-28

USCPAの難しさを感じる大きな要因の2つ目が、TBS問題です。

USCPAの試験問題はMC問題とTBS問題に分かれますが、MC問題は単純に4択なのでみんな慣れているはずです。

しかし、TBS問題(事例形式問題)は業務遂行時の現場を想定したケーススタディ感覚で問題を解く必要があるためUSCPA独自の特殊な問題形式と言えるでしょう。

とある企業の状況が英語で長めに説明され、それに対して資料をレビューしたり正しい仕訳を選択して解答することを求められたりします。

また、与えられた会計基準などから現在の状況を解決するために適切な箇所を探すリサーチ問題もあったりするので初めて挑むと圧倒される人も多いでしょう。

MC問題だけならUSCPAはそれほど難しいと感じる事はないと思いますが、TBS問題があるためしっかりとした論点の理解が求められます。

また、予備校などでTBS問題に慣れるための対策もしっかりやる事が必要となってきます。

受験資格を得るのが面倒/4-1

これはUSCPA試験自体の難しさとは違いますが、受験資格を得るまでの道のりが結構大変なのもUSCPAを難しくしている要因の一つなのは間違いないと思います。

私も受験生時代はUSCPAの受験資格を得るための手続きに負担を感じましたし、「自分のビジネス単位と会計単位大丈夫だよね?」と心配になりながら出願をしたのを覚えています。

実際、NTSが届いて自分が受験できる事が分かった瞬間は「やった!スタートラインにたった!」という嬉しさで「まるで1科目受かったような気分」でした。

USCPAの受験資格を得るためには、自分の単位を確認して不足単位を取得したり学歴審査に申し込んだり・・色々と大変なんですよね!

しかし、これを突破すればあとは受験日を決めるだけなので受験資格取得の段階で挫折しないで頑張ってもらいたいです。

情報が少なく勉強法に不安/6-2

USCPAはアメリカの資格でということや、簿記や公認会計士試験などの有名資格に比べるとマイナーな部類です。

そのため、本屋などで市販のテキストや問題集もほとんど見つからないため他の資格に比べて情報が少なく勉強方法や合格後のキャリアなどが不透明になりがちです。

人は「情報が少ない=難しい」と認識する傾向があります。

USCPAの場合、主な情報源は書店ではなくネットや予備校がメインとなっています。

一昔前はネットでもUSCPAの体系的な情報が全くなかったので、このサイトで少しでも情報を掴んで心配を取り除いてもらえると幸いです。

また、USCPA予備校もネットにはない正確な最新情報やノウハウを持っていますので無料オンラインセミナーや資料請求など使い倒してみても損はないです。

採点方法が抽象的/5-10

USCPAの採点方法は、一言でいうと「ブラックボックス」です。

「75点以上で合格」という明確な合格判定基準はあるのですが、どういう仕組みで点数が決まるのかということについてはとても抽象的なのです。

採点の仕組みは非公開というわけではなくちゃんと公開しているのですが、簡単に言うと「各問題の正答率を考慮した難しさによって配点が決まるシステム」となっています。

そのため、最初からMC問題やTBS問題など1問1問の配点が決められているわけではないのでほぼ分からないというわけです。

さらに、試験問題の1~2割ほどは「ダミー問題」という採点されない問題も含まれているため試験後の手応えと実際の結果が乖離するという事もよくあるのです。

「結構手応えがあったと思ったけど落ちた・・」という事があると「USCPA難しいな・・」となるのは自然でしょう。

適切な対策をすれば合格できる

ただ、USCPA試験はちゃんとした対策をすれば難しさというのはある程度コントロールできます。

上記の「難しい」と思う事に対して対策をすることによって、心理的負担も減らすことも可能です。

日本語でまずは学習する

USCPAを難しくしている要因が英語という言語なのであれば、まずは日本語でUSCPAの学習を始めることで負担を軽減できます。

USCPAのFARは簿記に該当する科目で、受験順番のセオリーとして最初に受験する事が多いです。

例えば、その最初の科目であるFARの前に簿記検定の勉強をしてある程度の知識ばあればUSCPAの英語に対する負担感が少なくなります。

また、予備校であればUSCPAをまずは日本語から学べる教材が充実しているところもあります。

日本語のテキストでUSCPAで問われる論点を理解し、問題もまずは日本語で解いてみるということも可能です。

知識を先に日本語でつければ、「英語だから難しい」という感覚は必ず減っていくものです。

リリース問題でTBSに慣れる/6-32

TBS問題への対策については、一言でいうと「出題形式に慣れる」というのが一番重要となってきます。

結局のところ、TBS問題も出題形式のパターンはある程度決まっているので何度も演習を行えば慣れてきます。

特に、過去問であるリリース問題で過去に出題されたTBSの演習を行うことによって「どのように解答すればいいか」というのが肌感覚で分かってくるので有効な対策となります。

私はUSCPA受験の際はTBS問題への対策を少ししかしておらず、焦ってしまい不合格だったりギリギリ合格だったりしたのでより演習量の重要性を実感しました。

難しい問題は一旦飛ばす

USCPAの難しさ対策としては、「難しい問題は完璧にやらない」ということも大事になってきます。

テキストでしっかりと理解をして、全部のMC問題やTBS問題をじっくりと完璧にやれればそれに越したことはないです。

が、USCPAは75点以上とれれば合格なんです。

特にUSCPAの勉強をはじめたばかりの人は、最初のうちは難しい問題や分かりにくい論点はどんどん飛ばして次の問題や論点にいくのがおすすめです。

「ここが難しい・・先に進まない・・USCPAムズイ・・きつい・・」と考え込んでしまうのが挫折してしまう原因なってしまうので1つの事にこだわりすぎないように学習を進めていきましょう。

予備校などで情報を集める/7-2

USCPAの情報があまりない状態で学習を始めてしまうと「手探り状態で難しい」というメンタルになってしまいます。

USCPAの場合は予備校の情報が最新で正確性も高いので、無料説明会やカウンセリング・資料請求など集められる情報は集めてUSCPAに対する知識を増やしましょう。

予備校生であれば、さらにアクセスできる情報も増えます。

情報が多ければ多いほど、「なんかできる気がする」という感覚になりやすいものです。

やるべき事を小分けにする

USCPAは受験資格を得る段階から合格まで、結構手間がかかります。

そのため、あまり一度に大きくやるべき事を考えるのはやめましょう。

幸い、USCPAは科目合格の期限も伸びて以前よりも1科目ずつじっくりと長い期間取り組めるようになったので目の前の事に集中しやすいです。

受験資格を得る作業も手順と段階がありますので、まずは目の前のやる事を1つ1つクリアしていく感覚で機械的に作業をしていくことをおすすめします。

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