「USCPAのライセンスを維持するために必要な事は?」
「CPEって具体的に何をすればいいの?」
今回は、USCPAライセンスの維持に必要なCPEについて解説していきます。
CPEとは?
CPEとは、継続教育(Continuous Professional Education)の事でUSCPAとして常に最新の知識をアップデートした状態にする必要があります。
USCPAだけの話ではないですが、資格や免許をとってからも勉強を続けることでプロフェッショナルとしての品質を保つことがCPEの意義です。
USCPAのライセンスを取得してからは、定期的にこの継続教育を受ける必要があります。
CPEはライセンスの更新に必須/3-0
USCPAはライセンスを取って終わりではなく、1年または3年毎などに一定の単位取得が義務付けられています。
どの単位をどのくらい取得するかは自分がライセンスを保有している州によっても異なります。
恐らく多くの人はワシントン州のライセンスを持っていると思いますが、その場合は3年毎に120単位のCPEを受ける必要があります(1年毎に最低20単位の取得が必須)。
このCPEを修了してからでないとライセンスの更新をすることができないようになっています。
もし期限までにCPEを終えなければUSCPAのライセンスを失効してしまいますので注意が必要です。
CPEの単位はどうやって取得する?
CPEの単位取得方法は、外部のCPEサービス(有料)に申し込んでオンラインで勉強しながら単位認定試験を受けて取得する形になります。
すべてがオンラインで完結しますし、単位認定試験もやり直しが何度でもできるため普段から合間にちょこちょことやっていればあまり負担になることもありません。
CPEで単位取得をする科目は監査や税務などの会計単位(Technical Subject)だけではありません。
ファイナンスやIT・財務分析にマネージメントなど幅広くビジネス単位(Non-Technical Subject)も取得する事になります。
このCPEサービスは、AICPAやNASBAが認めたプロバイダのみが有効となります。
USCPAのライセンス保有者が使っているCPEサービスのほとんどがSurgent CPEかCPE-DEPOTのどちらかです。
おすすめのCPEサービスは「CPE Depot」
個人的には、私も毎回使っている「CPE Depot」がおすすめです。
何と言っても費用が一番安いからです。
・Surgent CPE:$299(アビタス受講生もしくは卒業生)
・CPE Depot:$149/年 + $49(Ethics)
このような料金体系になっているため、正直面倒なCPEにお金をかけたくない人はまずCPE Depotを選ぶべきでしょう。
料金以外にもCPE Depotをおすすめする理由は以下の通りとなります。
最終試験は10回まで再チャレンジできる
CPE Depotではオンライン上でテキストを閲覧し、セクション毎に小テストを受けます。
各セクションの小テストを受けていくと、最終試験にたどり着くというステップとなります。
この最終試験にパスすればその単位が認定されるのですが、落ちても全く同じ問題で10回まで再チャレンジできるのでやり続けていればいつかは単位が取得できるようになっています。
ほぼ勉強しなくても単位取得できちゃう
極端な話、テキストの内容を学習しなくても最終試験に合格することも可能です。
まず、小テストについては自分が選んだ選択肢が正解か不正解か分かるようになっているので楽勝です。
最終試験はさすがにそういった仕様にはなっていないので一旦提出する必要がありますが、テキストを見ながらいくら時間をかけてもOKなためいつかは正解にたどり着きます。
問題の答えに該当しそうな用語をテキストから検索することもできるため、全然勉強しなくてもCPEを終える事も可能なのです。
会計やビジネスの最新情報を勉強できる
上記のように全く学習せずに最終試験をパスして単位取得することも可能ですが、ちゃんと勉強したい人にもCPE Depotはおすすめです。
最新の会計やビジネス手法を常にアップデートした内容で単位取得サービスを提供しているため、真剣に学習をしてしっかりと継続教育を受けるのもアリです。
私も監査法人を退職してからCPEは受け続けていますが、年々新しい用語などが増えてきて分からない事が多くなっていき焦りを感じることもあります(汗)
CPEを終わらせるのにかかる期間
CPEを120単位取得し終えるのにかかる期間はそう長くはありません。
最終試験にパスさえすれば良いというスタンスであれば、1か月かからずに一気に終わらせることも可能です。
ワシントン州の場合は1年で少なくとも20単位取得する必要がありますが、「真面目に勉強しなくてもいいや~」という事であればそこまで生活の負担になることはないです。
ただ、ちゃんと勉強して最新の監査手法やビジネス事情をアップデートするのであれば、結構時間はかかるので日ごろからコツコツと取り組んでいくべきでしょう。
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