MENU

USCPA取得の総費用は?受験料や予備校など全部含めて計算

「USCPAの取得費用ってどのくらい?」

「予備校とか受験料ってどのくらいかかるんだろう?」

今回は、USCPA合格までにかかる費用やライセンスの取得費用などコストについて解説し

ていきます。

目次

USCPAの総費用はいくらぐらい?/1-9

「USCPA取得=全科目合格までの費用」というのを前提とすると、ざっくり言うと取得費用は100万円ぐらいが目安となります。

合格までに必要なコストを大きく分類すると以下の3つになります。

・受験資格を得るための費用:3万円~5万円

・学習のための予備校費用:30万円~62万円

・受験にかかる費用:43万円(全科目を一発合格した場合)

選択する予備校や受験回数・為替レートによっても費用は変わりますが、一発で全科目を合格した場合は合格までに80万円~110万円の費用となります(予備校のキャンペーンや割引などで実際はもっと安くなります)。

それでは、細かい費用の内訳を解説していきましょう。

USCPAの予備校費用/7-2

USCPAの取得費用で一番コストが高いのはやはり予備校費用です。

USCPAの予備校は以下の4校がありますが、学校によって金額は変わってきます。

アビタス:613,000円

TAC:570,000円

大原:635,000円

東京CPA会計学院:396,000円

予備校によって「金額に単位取得が含まれているか」「教育訓練給付制度が使えるか」などが異なってきます。

ただ、USCPA受験者のほとんどの人がアビタスを利用しているため予備校費用は62万円ほどかかると考えて良いでしょう。

USCPAは受験料が高い

予備校費用の次にUSCPAの取得費用で高いのは受験料です。

アメリカの資格試験って、全体的に受験料が日本の資格試験に比べて高い傾向があります。

「教育は金で買え!」って事でしょうね。

USCPAを日本で受験する場合、1科目約10万円となります。

受験料(USCPA Exam Fee)

USCPAの受験料は出願する州によって若干異なってきます。

ワシントン: 354.80ドル

モンタナ: 344.80ドル

アラスカ: 357.80ドル

グアム:364.80ドル

ニューヨーク:344.80ドル

日本円にすると1科目約5万円となります。

日本受験料(International Fee)

アメリカ国内やハワイ・カナダ以外の国で受験する場合に1科目に必ずかかる費用となります。

日本で受験する場合は、1科目あたり390ドルが受験料に上乗せされます。

なお、グアムで受験する場合は140ドルとなっています。

その他かかる費用

受験資格を満たすためにかかる費用や、試験会場までの交通費・宿泊費なども取得費用として無視できないものになります。

学歴審査費用

アメリカの大学を卒業している場合はこのプロセスは必要ないのですが、日本の大学で単位をとった場合は学歴審査機関へ学歴評価を依頼する必要があります。

学歴審査機関は2つあり、以下が費用となります。

NIES:225ドル(ワシントン、ニューヨーク、グアム、アラスカ、モンタナ)

FACS:100ドル(グアム)

グアム以外の州を選んだ場合は225ドル(日本円で約32,000円)がかかると考えて良いでしょう。

受験資格審査料

学歴審査と名称が似ていますが、これはアメリカの大学を卒業している人でもかかる全員共通の費用となります。

州ごとによって若干費用は異なります。

ワシントン:90.00ドル

モンタナ:140ドル

アラスカ:115ドル

グアム:130ドル

ニューヨーク:90.00ドル

日本円で大体15,000円くらいとなります。

交通費・宿泊費など

日本で受験する場合の受験会場は東京(お茶の水)と大阪(中津)のどちらかとなります。

仮に東京受験を前提として、東京近郊に住んでいる場合の会場までの交通費は8,000円~10,000円ぐらいになると思います(4回受験分)。

地方など、遠方からであれば新幹線や飛行機代も視野に入れることになるので4回受験分でざっくり5万~8万円ぐらいさらにかかります。

もし宿泊をするのであれば、1泊あたり6,000円~8,000円くらいが上乗せされると考えて良いでしょう。

ライセンスの取得費用/3-12

ちなみに合格までの費用は100万円前後となりますが、ライセンスを取得する場合は8万~10万円くらいの取得費用がかかります。

USCPAに合格した場合、基本的にはライセンスも取得する人が多いのでライセンスも含めたUSCPA総取得費用は90万円~120万円ぐらいとなります。

また、ライセンスは取得した後に更新・維持費用がさらにかかります。

再受験するとさらに費用が上がる/2-24

4科目すべてに一発合格をした場合は、トータルの受験費用は43万円で済みます。

しかし、USCPAに簡単に一発合格する人もいる一方でなかなか受からずに何度も同じ科目を受験する人もいます。

全科目までに1~2回ほど不合格になった経験のある人は比較的多いのではないでしょうか。

私も1度挫折した時は、3回試験に落ちましたのでもし今の受験料で言えば30万円が合格までに追加でかかる事になったでしょう。

USCPAの受験料は高いので、一発合格して費用を抑えたいなら合格実績の高い予備校で学習する事でお金と時間の節約になります。

ドル円レートによって費用は変動する

また、受験料や受験資格を得るまでにかかる費用などはUSドルで支払いをする事になります。

その場合は為替の変動を受けますので、USCPAの取得費用は為替にある程度左右されているわけです。

この記事では、2024年1月中旬のドル円レート(約145円)で日本円に換算していますが今後円安にも円高にもなりえます。

円高になるなおら、費用が安くなるので良いのですが円安傾向が続くと取得コストはさらに上がる事になります。

ここは自分の頑張りではどうしようもない部分なので、ドル円が少しでも円高になってくれるのを祈るのみです。

独学なら表面上の費用は安く済むが・・/8-6

「予備校を使わないで独学ならかなり費用が安く済むんじゃない?」

この考え方は相当危険ですのでおすすめしないです。

なぜなら、独学でUSCPAを目指すと結果的に予備校利用した場合よりもコストが高くなってしまう場合が多いのです。

・サポートがないから疑問点がそのままになる

・勉強方法が手探りで非効率になり何度も試験に落ちる

・最新のテキストや問題演習ソフトの入手が難しい

・不安を抱えながら勉強する事になり質が悪くなる

・もし4~5回落ちた場合は受験コストだけで50万ほど追加となる

自分は独学でしたが、最終的にかかった費用は高くついたのでやはり予備校を利用する方が結局のところ費用は安くなるのです。

自分がUSCPAに費やした費用

私の場合、1度目の挑戦と2度目の挑戦のトータルでかなりの費用がかかりました。

※受験料などは日本受験の金額で再計算してます

・1度目の挑戦

受験料:43万円(4回受験)

Gleimの教材費用:20万円(4科目分)

受験資格を得るための費用:約7万円(学歴審査はなし・単位取得あり)

・2度目の挑戦

受験料:43万円(4回受験)

TACのBecker教材コース費用:232,000円

合格までの合計金額:約130万円

自分で改めて計算してみて、驚きの費用となっていました・・!

独学の場合でも、そもそもUSCPAの教材があまり安くないという事と何度か不合格になる前提なので最初から予備校利用した方が良かったというのが正直なところですね。

さらに費用を安くする方法は?/7-4

予備校を利用する場合、実際には実質の予備校費用はもっと安くなるケースがほとんどです。

・予備校のキャンペーンなど割引

・教育訓練給付制度(最大10万円支給)

この2つで15万円以上費用がお得になります。

特にUSCPAで一番人気のアビタスはキャンペーンだけではなく豊富な割引クーポンを用意しています。

さらに教育訓練給付制度も使えるため、コストが大幅に抑えられます。

USCPAにお金を投資する価値はあるか?/9-2,1-2

実際、100万円を超えるほどの金額をUSCPAに投資する価値はあるのでしょうか?

これは結論から言うと、「ものすごく投資効果は高い」ということです。

もちろん、他の日本の資格試験に比べると取得費用が高いのは否めません。

ただ取得後のキャリアアップや転職を考えると取るに足らない費用です。

USCPAを取得して転職した場合、年収が100万~150万円アップする事も少なくありません。

私は最初の転職時に200万円ほど年収がアップしましたので、1年で今までのUSCPAにかかった費用を取り返しました。

加えて、そこからキャリアを積み上げていきBIG4で一時的ではありますが年収1000万円に到達した事もあります。

USCPAでキャリアアップや転職で年収が大きくアップしていく伸びしろを考えると、投資に対するリターンは20倍~30倍と言っても過言ではないはずです。

USCPA取得に100万円の費用を投入する価値は「無限大」となるでしょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次