「人気のカナダに海外就職したい!」
「USCPAがあればカナダで仕事が見つかる?」
今回は、日本人に人気の海外就職先・移住先であるカナダへの就職について解説していきます。
カナダは海外移住先として人気/14-1
カナダは世界中から移民を受け入れていて、海外移住先としても大人気の国です。
先進国の中でも治安が良く、多様性を認める文化として知られています。
また、色んな国の食べ物を楽しめたり気候が快適なのも魅力。
カナダ人も周りの人にフレンドリーなため、移住だけでなく留学や海外就職先として真っ先に選択肢に入ってくる国と言えます。
自分も海外に留学することになった時、アメリカかカナダで迷っていたことがあるくらいです。
多くの人がカナダの永住権を取得したいと思う気持ちが私も良く分かります。
USCPAでカナダに海外就職するためには
永住権を取得するためには、多くの人はまずカナダで働く経験をする必要があります。
USCPAなどの高度な専門職であれば十分にカナダで仕事をすることは可能です。
カナダの就労ビザ取得の難易度は?
カナダで働くためには、就労ビザを取得する必要があります。
ビザにはワーホリやCo-opなどがありますが、最も一般的な就労ビザはLMIAビザと呼ばれるものです。
LMIAビザは雇用主にスポンサーになってもらって発給される就労ビザで、カナダで本格的に働きたい人はこのビザに申請することになります。
カナダでの就労ビザを取得するのは簡単ではなく、まずカナダの企業から仕事のオファーをもらう必要があります。
そしてオファーをもらってから、LMIA(Labor Market Impact Assessment)の審査を受けてこれにパスするのも必須となってきます。
LMIAの審査とは、雇用主に対しての審査でその人を雇うことが適性かどうかカナダ労働局が図るものです。
雇用主に対して電話でのインタビューなどが行われた後、パスすれば承認レターが発行されます。
この承認レターが発行されて初めてワークビザの申請が可能。
ワークビザの申請はオンラインもしくはカナダに入国する時に行うので、必要書類や質問事項にしっかりと答える必要があります。
現地企業からオファーをもらい、LMIAの審査をパスするまでが結構大変です。
そのため、カナダ就職を実現するためには自分自身にしっかりしたスキルと経験が必要になってきます。
まずは日本で実務経験を積む/9-1
現地の企業からオファーをもらい就労ビザの審査をパスするためには、専門的スキルと実務経験が重要視されます。
USCPAなら、会計関連の業務が未経験であればまずは日本で経験を積むことが先決です。
カナダでは会計士は高度なスキルを保有する職業として認知されているので、経験を積みさえすればビザの審査に通りやすくなります。
最低でも3年~5年は実務経験があった方が良いです。
現地の日本法人を狙って就活する/14-6
USCPAとして監査やコンサルティング、経理・財務の経験を積めばカナダでの就職も見えてきます。
しかし、いきなりカナダの日本人が全くいない企業を狙うのはちょっと厳しいです。
日本人を特別必要としていないカナダの企業に応募しても、普通ならビザサポートがいらない現地のカナダ人を雇うはずだからです。
語学力で不利な上に、企業側にとってコストのかかるビザサポートをしてくれる純カナダ企業はなかなかありません。
この場合、狙うのにおすすめなのはカナダの日系企業です。
カナダに拠点を置く日本企業であれば、英語力が多少不足していても多めに見てくれますし日本語が話せるという利点も活かせます。
日本から現地就職をする人の多くは、日系企業からオファーをもらっています。
日本のBIG4からの駐在を狙/14-14
カナダで働くもう一つの方法は、日本の企業からの駐在です。
例えば監査法人のBIG4にはカナダにも拠点があるので、駐在員としての派遣プログラムがあります。
監査法人でなくとも、日本の企業でカナダに支社や支店などがあればそこの経理・財務担当や責任者として駐在することも可能です。
USCPAであれば英語力があると見なされますし経理や財務の仕事は海外駐在しやすいというメリットもあります。
駐在であれば日本の会社で派遣候補に選ばれればほぼ決まりなので、ビザの審査というのも基本的にないです。
駐在としてカナダで働きながら、現地への就職を模索するというのもありかと思います。
カナダ留学をすると就職しやすい?
カナダの就労ビザを取得する方法として地道で確実なのは、カナダに留学をすることです。
実はカナダの公立のカレッジや大学、または一部の私立大学・大学院やカレッジを卒業するとその後に最長3年間カナダで働けるポストグラデュエイト就労ビザを手に入れることができます。
正式にはPost Graduation Work Permitと呼ばれ、通称ポスグラとして有名です。
フルタイムの就学で卒業さえすれば、職歴や分野などに関係なくビザをもらえるので留学も視野に入れている人にとっては確実な就労機会を得ることが可能です。
外国人が就労ビザを取得するのは簡単ではないので、こういった別の方法があるのもカナダの良いところですね。
カナダの会計士制度/14-4
カナダの公認会計士はCPA(Chartered Professional Accountant)と呼ばれ、社会的に地位の高い職業として認知されています。
カナダの会計士資格を得るためには、大学を卒業後にCPA preparatory coursesと呼ばれる14科目のコースを修了する必要があります。
その次に、CPA Professional Education Program(PEP)と呼ばれる教育プログラムを受講することになります。
この教育プログラムは30ヶ月の実務経験が必要となり、一般的にはカナダの大学を卒業後にアカウンティングファームへ入所して要件を満たすことになります。
そして最後にCPA試験を3日間かけて受験し合格すれば、晴れてCPAとなることができるのです。
USCPAに比べるとカナダの会計士になるためには必要なステップが多いですが、USCPAはカナダと相互承認協定を結んでいます。
そのため、USCPA資格保有者であればカナダで現地の会計士として仕事をすることができるのです。
カナダで会計分野で就職・転職したい人にとっては、USCPAは本当に便利な資格と言えますね。
カナダの会計士の年収
カナダの会計士の年収はかなり高く、平均で7万ドルとなっています。
エントリーレベルでも4万ドルはもらえることが多いため、日本やアメリカの監査法人勤務者ともひけをとらないでしょう。
前述のように、カナダで1から会計士になるためには多くのステップを踏まなければなりませんがUSCPAであればカナダで即活躍できますのでコスパが良いと言えます。
##カナダは比較的永住権を得やすい
カナダは多くの人種や移民を受け入れているため、他の欧米諸国に比べると比較的永住権を得やすい方です。
しかし、それでも永住権を獲得することは簡単ではないです。
カナダで永住権を獲得するためにポピュラーな方法は、エクスプレスエントリーに申請をすることです。
エクスプレスエントリー
カナダの移民申請は従来は先着順でしたが、エクスプレスエントリーが導入されてからはポイント制となりました。
これにより、年齢や学歴・職歴やスキルに語学力などを総合的に加味して「カナダ経済へ有益な人材を優先的に移民として受け入れる」という理にかなった方式になりました。
このエクスプレスエントリーでは高度なスキルを持った職業であることも重要視されていますので、USCPA等の会計士資格や職歴がある人は有利になります。
ファミリースポンサーシップ
これはカナダ人やカナダ移民が家族にいる場合、その家族が申請することによって永住権が手に入るシステムです。
カナダ人と結婚したりすれば、ほぼ無条件で永住権をもらえる事になりますのでそういった機会がある人にとってはチャンスですね。
ただ、偽装結婚などが移民局から疑われないようにする必要もあるため注意しましょう。
カナダ就職に強い転職エージェント
日本に住んでいる日本人がカナダ就職をしようと思った時は、転職エージェントに相談するのをおすすめします。
・パソナグローバル
・ビズリーチ この2つの転職エージェントは国際的な案件も持っているため、カナダ就職について相談できます。
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