「予備校に通わずに独学で安く合格したい」
「独学の場合、どのくらい費用が安く済むのかな?」
予備校を利用せず独学で目指す場合、どのくらい費用が節約できるのか気になる人もいるかと思います。
今回は、独学でUSCPAに合格した私が「独学で費用を安く抑える方法」をシミュレーションしながら解説していきます。
※個人的なスタンスとしては、独学で苦労した経験から予備校利用を強く推奨しています
問題演習教材が一番大事/8-1
まず、予備校を使わず独学で極限まで安く合格したいのであれば問題集や演習ソフトを最重要視してください。
USCPAに合格するにはインプットよりもアウトプットの方が大事なので、良質なMC問題とTBS問題の演習を沢山することで実力が一気につきます。
私はテキストでのインプットはそこそこにして、Beckerのオンライン演習ソフトでひたすらアウトプットをして独学で合格する事ができました。
テキストは究極いらない
もちろん、理想的にはテキストでちゃんとインプットをして問題集でアウトプットをする方が良いです。
ただ、極力安く済ませたいのであれば最悪テキストは購入せずに問題集のみでもいいかもしれません。
私は洋書テキストも購入して受験直前に少しだけ使用していましたが、今思うとなくてもほとんど結果に支障はなかったように思えます。
なぜなら、問題演習ソフトの1問1問の解答や解説がテキスト代わりになるからです。
1科目1500~2000問ほどある膨大な問題演習をこなしていけば、それだけ解答や解説を見る事になるのでインプットも自然としている事になるのです。
なので究極的にはUSCPAに合格するために必要なものは問題集のみと言っても良いでしょう。
教材を絞った場合の費用シミュレーション
仮に問題集や問題演習ソフトだけを使用して合格を目指すとするなら、主に2パターンの入手方法があります。
・メルカリやヤフオクなどで予備校問題集を購入(主にアビタス)
・洋書問題集(演習ソフト)を公式HPなどから直接購入
2024年試験対応版でアビタスの教材の場合、メルカリで大体8万円ぐらいの相場で売られています(紙テキスト&紙問題集の4科目フルセット)。
また、洋書問題集で一番安いGleimの演習ソフトは1科目250ドルです。
相当きついですが紙媒体の問題集で良いのなら、約8万円でUSCPAに合格できる可能性があります。
もしくは効率の良いGleimの演習ソフトを利用するなら4科目合計1000ドルで合格ができます。
予備校利用をする場合の費用が約30万~60万円なので、20万~50万ほど安く済む事になります。
独学に自信がある人はかなりの節約となるでしょう。
中々受からないと総費用が高くなる
ただ、やはり中古の教材や洋書問題集などでの独学では教えてくれる人もいないですしサポートもありません。
予備校でのしっかりした学習体制が整えられない以上、独学の方が「賭け」に出る事になります。
その場合、試験に合格する確率は独学の方が低くなってしまうのは否定できないでしょう。
試験に何度も挑戦する事になってしまうと、USCPAの場合は特に費用が跳ね上がってしまいます。
受験料に1科目約10万円かかるので、自信のないイチかバチかな戦略や勉強ではこの受験料を何度も支払う事になりかねないという大きなリスクがあります。
最悪、何度も受験する事になり予備校利用の金額より高くついてしまうこともあるので注意が必要です。
独学の場合、ギリギリ合格を狙う戦略が基本になるので運に左右されやすいのです。
私が独学でかかった総費用
私はなんとか独学でUSCPAに合格する事ができましたが、改めてざっくりと費用を思い返してみると結構かかっていました。
一度目の挑戦では主にGleimの演習ソフトを利用し、合格したBECを含めて5回受験しました。
2度目の挑戦ではBecker教材を利用して4回受験をしました。
ざっくり計算すると・・
1度目(アメリカ留学中)
Gleimの演習ソフト:約800ドル(4科目分)
受験料:約1800ドル(当時のアメリカでの受験料5回分)
2度目(日本在住)
Becker教材:約25万円(4科目分)
受験料:約30万円(渡航費含むグアム受験4回分)
合計:約85万円以上
かなり大体な感じですが、当時の為替レートでざっくり計算するとこんな感じです。
やはり合計で9回受験した事で大きくお金がかかってしまっていました。
もし1度目の挑戦が今の日本での受験料と同じだったら、さらに30万円ほど上乗せになり115万円以上のコストになっていたでしょう。
安く済まそうとしたつもりはないのですが、独学で何度も不合格になった結果予備校利用よりもお金がかかったような感じになってしまいました。
実は予備校利用の方が安い!?/7-24
このように、独学で安く済ませたいと思っていても学習の質が悪くなってしまうため高い受験料が何度も上乗せになってしまう可能性があります。
そのため、合格までのトータルで考えると予備校でしっかりとサポートを受けて早期合格する方が結果的に安く済むというケースも多いのです。
仮に中古のアビタス教材を8万円で購入して独学で4科目を一発合格できた場合、トータル費用は50万円ほどで済むことになります。
が、そこにリスクを負って不安な状態で学習を進めていくと大抵はストレート合格になる事は少ないので「最初から予備校行ってればよかった~」という事態になる可能性は高いでしょう。
予備校によっても価格は激安のところもあるので、独学するぐらいなら検討してもいいのではないでしょうか。
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