「働きながらUSCPAに合格できるかな?」
「仕事しながらどうやって勉強しようか・・?」
USCPAは社会人でも合格が十分できる資格ですが、どのように勉強時間を確保するかは悩みどころですよね。
そこで今回は、働きながらUSCPAに合格するための方法と勉強時間を捻出するためのスケジュール例を解説していきます。
社会人がUSCPA合格のために捨てるべき事/2-3
まず、働きながらUSCPAに合格するのは可能ですが簡単ではありません。
ただ漫然と過ごして「時間が空いた時に勉強しよう~」という意識では到底合格できる難易度ではないからです。
USCPAに合格するためには、仕事以外で「やめる」という行為を増やす事が鍵となってきます。
会社の残業
社会人として一番の悩みどころであり、USCPA合格への大きな壁となりがちなのが残業ですね。
残業が少ない職場ならUSCPA合格に圧倒的に有利になりますが、残業が常態化しているのであれば「無駄な残業をやめる」というのが合格に向けて大事になってきます。
もちろん、チームや部門全体としてどうしようもない残業であれば仕方ありませんが個人のやり方や効率化次第でどうにかなりそうな作業がないか考えてみましょう。
特にエクセルなどの事務作業系であれば、関数やマクロなどで現状の作業を一気に改善して残業を減らす事も可能です。
効率化することによって、会社の仕事の質も上がりますし勉強時間も増やす事ができるので一石二鳥になります。
外食や飲みに行く時間
USCPAを目指すのであれば、友人や同僚などと頻繁に飲みに行ったりするのは避けた方が良いです。
「遊びたいけどUSCPAにも受かりたい」という思考だと合格までにだらだらと長期化してしまうリスクが高くなります。
特に、お酒を飲みに行った後はまず学習は無理なので可能な限り頻度を減らしましょう。
ただ、たまには人と会ってリフレッシュするのも大事なので一切断つのではなく本当に会いたい人だけに絞った方が賢明です。
テレビやyoutube等の視聴
テレビやyoutubeなどの視聴はまさにUSCPA合格にとって一番のムダな時間となります。
今までテレビや動画を観ている時間が1時間あったなら、それをUSCPAに回せば1時間の学習時間のプラスとなります。
特にダラダラ観る動画なんかはムダ中のムダなので即刻やめてください。
どうしても観たいものは、1日の学習ノルマを終えた後に少しだけ観てリラックスする程度に抑えましょう。
休みの日のがっつり遊び
平日は残業などで勉強時間の確保がどうしても不安定になりがちです。
そこで大事なのが休日。
せっかくの休みに1日中遊んだりダラダラしてしまう人はUSCPAに受かる事はないでしょう。
休日にまとまった勉強時間を取る事が合格には非常に大事なので、遊ぶのは「がっつり」ではなく夜だけなど「さくっと」やりましょう。
通勤時間のダラダラ
平日の残業が多い人は特にですが、通勤時間での勉強はとても大事です。
通勤が長ければ長い人ほどこの時間にUSCPAの勉強ができるかどうかが合格不合格の分かれ道となります。
朝の通勤時間中は憂鬱な気分で勉強する気がしないかもしれません。
夜の会社帰りの時間は疲れて勉強する力がないかもしれません。
でも!
そこを乗り越えて15分や30分でも勉強にあてることができれば、早くUSCPAの勉強から解放されるでしょう。
幸いにも、現在はスマホやタブレットでUSCPAの学習ができる環境が充実しているので通勤時間でUSCPAに合格ができると言っても言い過ぎではないです。
理想的な社会人の勉強スケジュール
ここでは、社会人でUSCPAを目指す場合の理想的な学習生活を解説していきます。
平日2時間&休日6時間の勉強
平日と休日の勉強時間のバランスとして、できればあまり休日にだけ負担を増やさない方がいいので平日は2時間は勉強するのが望ましいです。
夜勉強するのであれば、残業があまりない人なら十分可能な数字かと思います。
その分、休日は1日中勉強する必要はなく最低6時間ほど勉強すれば十分平均的な期間で合格できます。
仮に朝早く起きて、そこから6時間ほど勉強すれば午後か遅くとも夕方にはノルマ達成となりますので夜は自分の好きな事がしっかりとできるのでメリハリのある生活も送れるでしょう。
平日は朝1時間の勉強が望ましい
加えて平日に関しては、可能であれば朝出勤前にいつもより早起きして1時間勉強する事ができれば理想的です。
朝の方が脳は良く動いて集中できますし、残業が多くて夜の勉強が難しい人にとってもプラスとなります。
朝に1時間の勉強ができるととても良い気分で一日を過ごせますし、夜は1時間の勉強をするだけで済むので残業が多い人でもなんとかなります。
家を出る前に30分&通勤中に30分
朝の勉強は自宅と通勤時間に分けてもOKです。
30分だけ早く起きて、通勤時間で30分勉強をすれば1時間の朝活となります。
通勤時間がまあまあ長い人は使える手段です。
帰りの通勤中は講義動画を30分観る
さらに会社帰りに30分の勉強ができれば完璧ですが、仕事終わりに疲れている事も多いでしょう。
その場合、能動的に問題を解いたりテキストを読むよりは「講義動画を観る」という受動的な学習の方がやりやすいです。
予備校の講義動画は全部見る必要はなく、自分が特に気になった部分だけ視聴するという使い方が良いのでできれば会社帰りに観る用の講義動画を予め用意しておくとベターです。
理想の勉強スケジュールを実践すると・・
上記のリズムで学習を継続していった場合、以下のように十分に合格圏内に入れる勉強時間を積み上げる事ができます。
2024年を例にした場合・・
・年末年始・お盆休みを含めた土日祝休日は126日
・平日は239日
平日2時間×239日=478時間の学習
休日6時間×126日=756時間の学習
1年間のトータルの学習時間=1234時間
個人差はありますが、学習時間が1200時間を超えればUSCPAに合格する事が十分可能となります。
社会人でも1年で合格可能
平日2時間、休日6時間の勉強は働きながらでもなんとかなる数字です。
このリズムで学習をすれば1年間という比較的理想的な期間でUSCPAの合格を勝ち取ることができます。
普段の生活で時間を無駄に浪費する事をやめ、コツコツと1年続けていけば全科目合格ができて大きくキャリアアップができるのです。
ほどほどに遊べる余裕もある
また、休日は最低6時間の学習で良いため休みの日の学習スケジュールはそこまできつくないでしょう。
朝から晩まで10時間以上勉強するような必要はなく、たまの休みに遅く起きたいところをちょっと頑張って早起きして6時間の勉強を開始すれば午後~夕方にはノルマ達成となります。
週2回の休日の夕方以降に勉強の事を考えず好きなことができる時間を持てるので、ほどほどに遊べる受験生活が送れます。
1年半ならもっと余裕が出る
とはいえ、平日2時間と休日6時間の学習が色んな要因が絡み合って難しいという人もいるでしょう。
そういう人は1年にこだわらず、1年半などに目標を設定すれば1日の学習スケジュールに余裕が出てきます。
USCPAは受験日がほぼ自分の自由ですし、科目合格の実績もCPA Evolutionで新試験になってから延長されたので今まで以上に自分のペースで合格が狙えます。
私のUSCPA勉強スケジュール##/8-9
ちなみに、私は社会人になってからUSCPAの学習を再開して約1年で悲願の合格を果たしました(学生時代に挫折経験あり)。
受験時代はコールセンター派遣として働いており、残業をほぼすべて断っていたので上記で解説したような学習スケジュールであまり大きくブレずに勉強時間を確保できていました。
夜仕事から帰ってから勉強時間がとりやすかったので、平日は夜中心の学習でした。
ただ、効率を考えて朝早起きして出勤前にスタバに行きノートPCを開いてMC問題を解くという事もよくやっていました。
休日の学習時間については、怠けてしまい3~4時間しか勉強しない日もありましたが気合を入れて8時間以上勉強する日もありました。
夜は料理を楽しんだり、友達と会って飲みに行ったりもしていたので「受験生活で楽しみが何にもなく苦しい」という感じではありませんでした。
ただ、どんなにやる気がなく疲れていても全く勉強しない日というのはなかったです。
平日など30分でも1時間でもいいので、気が乗らない日にも地道に学習を継続してきたことで奇跡的な合格につながったのかなと今は思います。
仕事をしながらの受験生活は自身のメンタルや人間関係、仕事の残業や環境の変化など色々な要因が絡んできて理想的なスケジュールで学習をするのは難しい場面もあるかもしれません。
しかし、USCPAの試験制度は「無理せず少しずつ地道にやっていけば必ず合格する」ような仕組みとなっているのでご自身に合ったやり方で少しずつだけ頑張っていきましょう!
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