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グアム州のUSCPAライセンスは実務経験なしでもOK!「Inactive」について解説

「グアム州のライセンス取得要件って?」

「実務経験なしでもライセンスが取れるって本当?」

今回は、グアム州のUSCPAライセンスについて解説していきます。

目次

グアム州のライセンス取得要件/3-0

グアム州はUSCPAのライセンス取得州として、ワシントン州と並んで人気です。

グアム州のライセンス取得要件は以下となっています。

・必要総取得単位:150単位

・会計実務経験:1年(2,000時間)以上

・会計実務経験は監査や税務だけでなく、事業会社での経理や財務など幅広く認められる

・実務経験を認証するUSCPA(署名人)は直属の上司でなくてもよい

・他州で合格した後にグアム州へ合格実績をトランスファーしてライセンス取得も可能

上記のように、後付けトランスファーもOKですし実務経験の幅も緩いのでライセンスを取得しやすい州と言えます。

グアム州は実務経験なしでもライセンス取得可能

グアム州のライセンス取得はワシントン州と同じくらい取得要件が緩いですが、大きく違うのは実務経験なしでもライセンスが取得可能ということです。

実務経験なしでライセンスを取得する場合の「Inactiveライセンス」がグアム州では認められています。

グアム州のInactiveライセンスとは?

他の州には存在しませんが、グアム州では実務経験なしでもライセンスが取得できるInactiveライセンスというものが存在します。

USCPAに合格後3年以内に会計関連の実務経験を積むのが難しい人や、そもそも実務経験を積んでまでライセンスを取得するほどでもない人向けと言ってもよいでしょう。

通常のライセンスであれば、実務経験を積んだ上で取得できるのですがこのInactiveライセンスは試験に合格後すぐに申請して取得できます。

Inactiveライセンスのメリット

Inactiveライセンスを取得するメリットは以下が挙げられます。

・名刺にUSCPAの事を記載できる

・自分が米国公認会計士ということを対外的に知らせることができる

・実務経験の充足やCPEなど面倒な事をしなくて更新できる

実務経験のないInactiveライセンスでも「ライセンス」には変わりありませんので、名刺に記載できるのは嬉しいですね。

名刺に記載することで、周りの人に英語と会計スキルを持っているというシグナルを発することができます。

また、更新手続きもラクチンでCPEは一切必要なく更新料100ドルを支払うだけで終わりです。

Inactiveライセンスのデメリット

ライセンスがInactiveのデメリットは以下の通りとなります。

・名刺に「USCPA(Inactive)」と記載しなければならない

・監査報告書にサインができない

名刺には単に「USCPA」と記載することができず、「Inactive」の文言を必ず入れる必要があります。

実務経験があると誤解されてはいけないため、このようなルールがあるのでしょう。

また、正式なライセンス保持者ではないため監査法人のパートナーとして監査報告書にサインすることができません。

まあ、これに関してはほとんどのUSCPAがパートナーになることがないためほぼデメリットにはなりませんが・・。

Inactiveライセンスがおすすめな人

メリットとデメリットを踏まえた上で、グアム州のInacitveライセンスがおすすめな人は以下の通りです。

・会計関連の実務経験を積む予定がない

・実務経験がなくても自分がUSCPAと対外的に知らせたい

・CPEなど面倒なことがしたくない

Inactiveライセンスを取得する多くの人が上記のような理由です。

実務経験や単位取得要件を満たさずに名刺に記載できるのは魅力ですね。

名刺への記載方法/3-6

Inactiveライセンスの場合の名刺への記載方法に関するルールは一つだけです。

「USCPA(Inactive)」のように、Inactiveの文言を必ずつけるということです。

これさえ守れば、名刺にUSCPAのことを記載することができます。

グアム州のUSCPAライセンス更新ルール

グアム州のActiveなライセンスを更新する場合のルールは以下の通りとなります。

・1年毎にCPE40単位を取得して更新

・更新時は100ドルの支払い

・更新手続きはメールもしくは郵送で行う

ワシントン州と違い、グアムの場合はオンラインですべて完結するわけではないのがちょっと手間ですね。

Inactiveライセンスの場合は更新料100ドルを支払うだけでOKです。

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