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大手監査法人と中堅監査法人を徹底比較!こんなに違うところがある!

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私自身、大手監査法人の一角と中堅監査法人の一つで勤務していたことがあります。

同じ監査法人でも、大手とそれ以外だとかなり文化が違います。

今回は、大手と中堅以下の監査法人の違いを徹底的に比較してみたいと思います。

中堅監査法人では成長が早い!

大手と中堅の両方に在籍して感じたことなのですが、科目調書の作成については中堅でやっている方がレベルはアップしやすいですね。

これは、やはり大手と中堅の人員数と構造的なことになるんですけど必然的に中堅の法人のクライアントは規模が小さい。

なので、それにアサインされるスタッフやマネージャーとかも合計で3人~4人とかが多いのです。

大手の場合は、大規模クライアントが多いのでそういうところにアサインされると10名以上とか当たり前にありますよね。

金融機関とか日本を代表する上場企業などは、数十名単位で往査に行くことになったりします。

そうすると、大手の場合は科目調書などを作成する場合は一人の担当が1科目とかだけでそれを深く掘り下げていくことになります。

逆に、中堅監査法人の場合は数人だけでやるべきすべての科目を担当しなければならないので新人とかでも現預金から始まり借入金とか未払金、PL関連の科目など1年目から複数の科目を担当することはざらにあります。

そして、小さい会社の調書作成をやることによって結構全体像が見えやすくなっているので監査の最初から最後までを見届けることも多いのが中堅の特徴です。

自分が中堅監査法人にいた頃、出張で地方にいくことがあったのですがそこではスタッフは自分も含めて2人だけで社員数10人くらいの小規模な会社(海外本社の孫会社)の監査をしていたことがありました。

その時に担当した科目数は・・・なんと10科目!!

「うげ~~、売掛金とかやったことないんですけど・・」ともう一人のインチャージの人に言うと「まあ~、過去調書みながらがんばろ!」と軽く言われました(笑)

もちろん、そのインチャージの人も相当な科目数を背負っていたので文句が言える状態ではなかったですね。

その時は、クライアント先での仕事が18時までという決まりがあったのでホテルで仕方なくコンビニ弁当を食べながら残業をしていましたよ・・。

大手だと、中堅にはない手厚い研修や機会がある

色んなことを必然的にやることで、中堅法人の方が会計士としての成長度は高いですがやはり待遇面では大手にはかなり劣ります。

例えば、それが如実に表れるのが研修の多さ。

中堅監査法人にいた頃は、研修の種類は少なく入社時の研修も2日で終わりました(笑)

それが、大手になると中途採用でも3週間ぐらいの研修が入社時にあったりします。

それだけでなく、まあこれは有難迷惑だという考えにもなるんですけど本当に部門の垣根を越えて数々の研修があります。

PC上で受けるイーラーニングも含めると、年間に100以上の研修があるのではないかと思ってしまいます。

結構、眠い必須研修もあったりするので業務が忙しい時は迷惑なものなのですが思いっきり監査法人で監査をやりながらバリュエーションなどのアドバイザリーの研修などにも無料で参加できるのは成長志向が強い人にとってはありがたいですね。

また、部門を超えて人を募集しているところもあったりレンタル移籍のようなものもあったりと大手監査法人は本当に全容がつかめないほど色んなアクティビティや研修を無償で提供しているのです。

中堅の場合は、自分の力で必然的に成長スピードが速くならざるを得ないですけど大手でも上昇志向が強い人なら他部門の研修とかにも参加して寝る間もないほど勉強して仕事すればそれが相当な成長につながります。

やはり、大手の勉強環境は最高ですね。

といっても、業務が忙しいとそういう知らせのメールがうざくなってくることもあるのですが・・(笑)

中堅だと、監査やアドバイザリーなどの垣根がない

今度は逆に中堅監査法人の話になりますけど、中堅監査法人は準大手の太陽監査法人を除くと約100人以下の規模しかないです。

そうなると、そもそも「部門」という概念もないんですよね。

もちろん、法人でそういった部門を作ってはいるんですけど結局形だけで何かあると部門関係なくアサインが降ってくることがあります。

大手で監査をしていると、DDをやる機会がほとんどないのですが中堅の場合は監査の次に多いのがDDです。

なので、両方の業務をできるというのはかなり貴重な経験になるでしょうね。

さらに法人によっては、バリュエーションなどのキャッシュフロー算出の業務なども経験できたりするので長い事中堅監査法人にいると監査だけでない色んなスキルが身についていることがあります。

大手にいると、とにかく他業界からもブランド力で評価される

そして最後にまた大手の話。

まあ、最終的には大手監査法人は全世界でもシェアの大半を寡占しているのでそのブランド力がすごいんですよね。

一般企業に転職をする際も、中には「大手監査法人で3年以上の実務経験」などと募集要項に書かれていたりすることもあるのでやはり大手のブランド力というのは転職を少しでも視野に入れているのなら捨てがたいです。

まあ、中堅から大手に行くのもいいですし大手から中堅にいくのも刺激的です。

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