監査法人は、昔は「古き良き時代」というのがあってそれこそ殿様商売的なこともあったのですが現在は残業がきつい部門やジョブというのも結構あります。

一般的に金融部や国際部などは残業ありきのスケジュールみたいになってますが、国内監査部でもクライアントによって終電まで・・・ということもあるみたいです。

今回は、監査法人の残業がきついと思うなら転職してもいいのではないかという持論を体験談を交えて展開したいと思います。

マネージャーになると残業が死ぬほどきつそうなんです・・・。

夜10時以降になっていても残業が当たり前な監査法人金融部

以前に働いていた監査法人では、残業が当たり前の文化になっていたので定時は18時ぐらいだったんですけどその時間になって退社する人はほとんどいませんでした。

一部の監査アシスタントの方などは定時で帰るのが当たり前になっていましたけど、通常の監査スタッフやその上司なども含めて監査チーム全体として長時間と言われる残業を日常的にしていました。

で、自分のその文化に染まっていたというか染まらざるを得ない状況だったので22時くらいに退社するのが基本的な感じになっていましたね。

中堅監査法人にいた時や、銀行で働いていたときなどは日常的に夜10時まで残業なんてことはほとんどなかったので、その時間になっても8割以上の人が退社してなくて元気(?)に議論していたり調書作成していた人が多くて入社当時はかなり驚いていました(汗)

「大手の金融部ってどこもこんな感じなのか・・・?」という認識になりましたね。

国際部はどうしても、海外との時差の調整もありきついと言ってた

また、国際部に関しては自分は正式に配属された経験がないのですがやはり海外との数ある法人内の部門において一番海外提携事務所との連携が必要になってくる部門になるため終電まで仕事しているというのが当たり前という話を聞いたことがあります。

まあ、国際部にいた経験がないので具体的にどんな業務で長時間の残業が必要になっているかは推測の域をでないのですが監査法人の同期などの横のつながりでそういう話を聞いたのです。

結構、過労になって倒れそうになる人もいるそうです・・・・。

基本的にはUSGAAPやIFRSでの監査業務をしていると思うのですが海外との時差の関係もあって自分の作業は終えてるけどミーティングなどの関係で遅くまで待たなくてはいけない事情も多々あるのかもしれないですね。

上司やクライアントによっては国内監査事業部にいても安心できない

なので、上記のことから「金融部」と「国際部」が一般的には残業が当たり前で「きつい」と感じるのも国内事業部に所属している会計士の人たちよりも多いと思います。

ただ、最近は国内事業部でもIFRSやUSGAAPに関わることも十分にありますし、極端なことを言ってしまうと「クライアント単位」で長時間の残業をするかどうかが決まるので一概に「この部門だから残業が多い」という風にも言えない現実があるんですよね。

なので、国内事業部に所属している会計士の人でもこの記事を見ていて「いや、残業めっちゃ多いよ」という人もいると思うんですよ。

監査法人の部門分けなんて、結局は合併を繰り返した末に適当に部門を分けているところもあるのである意味では部門なんて関係ないとも言えるんですよね。

結局、残業なんてのは部門だったりクライアントだったり自分の上司との関係だったりで総合的に残業が決まったりするものだというのが個人的な感触なので、国内事業部にいてものんびり定時までが前提で監査業務をしていられる雰囲気ではないということもありますよね。

残業がきつくて追い詰められてるなら、事業会社へ転職しちゃえば?

で、結局「金融部」「国際部」「国内監査事業部」のいわゆる監査業務をしている部門すべてが長時間労働になる可能性があるわけです。

なので、最終的に自分が言いたいことは「残業がきついなら、残業が少なそうな事業会社の財務や経理職に転職した方が良い」ということです。

監査法人の場合は、クライアントの意向によっても監査するこっち側の仕事量が決まってくる場合もあるので一般の事業会社の経理・財務職に比べると顧客サービスとなるので自分で残業量を決める裁量がないほど仕事が次から次へと降ってくる可能性もあります。

なので、自分は経理や財務職についてことはないのですが基本はクライアントとは直接かかわらない内部の業務になるので自分の裁量で残業するかどうか決めて仕事を終わらせることができることが多いかと思います。

なので、監査法人の仕事内容や労働時間がきついということであれば転職エージェントにまずは相談してみて事業会社の案件を探してみることをおススメします。

追い詰められて精神的に参るぐらいだったら、その組織からすぐに抜け出した方がいいということだけは個人的な体験から言わせていただきます。

まあ、自分の場合は追い詰められて退職したわけではないんですが長時間労働はやっぱりきついなというのは実感していました。

「マネージャーに昇格したくない」と強く思ったエピソード

監査法人に勤めていると、アドバイザリーだろうとIPOだろうと監査だろうと少なからず残業は結構あります。

繁忙期の残業時間は部門やアサインによっても結構違いますけど、上記でも言いましたが21~22時ぐらいに退社というのがスタンダード。

まあ、残業代がほぼフルでつけることができる場合が多いこの業界ですが・・・さすがにマネージャーになると残業代も出ないし労働時間が半端ない。

ということで、マネージャーになる前に監査法人を飛び出して転職をする人も結構いるのではないでしょうか。

事業会社で言うと課長みたいなもんで中間管理職になるよ

監査法人の出世の階段は、かなりシンプルなもので別の記事でも触れてますが基本的には4つしか階層がありません。

スタッフ(平社員クラス)

シニアスタッフ(係長クラス)

マネージャー(課長クラス)

パートナー(役員)

もちろん、アサインされたクライアントの規模や監査スタッフの人数にもよるのでマネージャーしか中間管理職になれないというわけでもないです。

いわゆる、インチャージはシニアスタッフレベルだったら経験ある人も全然いるだろうし中堅監査法人ならより規模が小さい会社を3人ぐらいで担当したりするのでスタッフレベルでもインチャージをやっている若手が続々といたりします。

というような例外も結構あるのですが、やはりインチャージや大規模監査チームのリーダーをするのはマネージャーの主な役割です。

マネージャーが、恐らく一番忙しくなんでもやらないといけない階級な気がしますね。

とくに、中堅や大手にいたころのマネージャーは共通してとにかく遅くまで仕事をしていました。

科目調書で売り上げや税金周りの難しい科目を担当しなきゃいけないのはもちろん、監査計画の立案から審査資料の作成まで多岐にわたっています。

それでいて、パートナーとのコミュニケーションというプレッシャーもあったり忙しいなか研修で講師を担当しなくてはいけなくなったりと本当に「何でも屋」というのがマネージャーなんですよね。

もちろん、インチャージやリーダーをしている監査チームでの各スタッフへの業務の割り振りなども決めないといけないので一番大変なんです・・。

マネージャーに昇格する特権と苦労

上記の通り、ものすごく大変な階級ではあるんですけどそれだけやりがいのあるランクでもあります。

監査法人のマネージャーになると、会計士としては転職してもどこでも通用するオールラウンドプレイヤーになれるんですよね。

調書作成で自分から手を動かしつつも、部下などのマネージメントをしているので事業会社の責任者クラスとしてかなり良いポジションを与えられることになります。

ただ、反面シニアスタッフまでフルチャージできていた残業代が一切出なくなってしまうんですけどね・・それがちょっとシニアで転職する人が結構多い理由の一つ。

マネージャーになるには、大体8年~10年ぐらいかかりますけど監査経験としてもそれだけの実務経験を積んでいればもはや文句なし!

年齢とのバランスも考えると、本当に一番脂がのっている時期とも言えますよね。

一人前のできる会計士、それがマネージャーというポジションだと思っています。

マネージャーになると残業代が出なくなっちゃうんだよね・・・

でもでも、上記でもちょっと触れましたが残業代が出なくなってしまうのでシニアスタッフ時代に比べると年収が若干ダウンしてしまう可能性も。

それにマネージャーになるとシニア時代に比べて労働時間も増えることが多いので時給換算すると結構悲惨なことになる場合も多いのです。

マネージャーになってから年次を重ねても、基本給の上げ幅が意外とそうでもなくなってくるので「金」を求めるのであればマネージャーがピークで転職するのが一番賢い。

僕が監査法人にずっといたくないと思った理由の一つ

で、こんな大変だけど会計士として誇れるような階級にいるマネージャーは本当に激務なのです。

クライアントの規模にもよりますが、以前に働いていた忙しい部署のリーダーは日常的に24時前に退社して、その後自分が常駐先に出社してメールチェックをすると・・・「夜中の3時にメールが来てる・・」という世にも恐ろしい物語がありました。

終電近くまでやって、その後家でもやってるのかいな・・・(げんなり)。

正直、自分は終電近くまで毎日仕事するだけで心が折れそうですけど(残業代ちゃんと出ても)家に持ち帰ってもやってるんですよ。

そのマネージャーの人はいつもノートにTo Doリスト的な感じでどんどんやることをメモるのが習慣なんですけど、恐ろしい量のTo Doがそこに書かれてました・・。

それこそ、一つのタスクが終わって棒線を引っ張って消してもどんどんとTo Doが湧いている状態・・・。

僕は思いました。

どんなに長くてもシニアまでに身の振り方を考えよう・・と。

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