「USCPAに自己投資する価値はどれくらいある?」
「USCPA取得にかかった費用は回収できるのだろうか?」
USCPAは取得までに100万円ほどかかる資格なので、「投資に見合う回収ができる資格か」というのが気になりますよね。
今回は、USCPAのコスパの良さについて解説していきます。
USCPAに合格するのは簡単ではない
USCPAは公認会計士試験ほどではないですが、まあまあ難関の試験です。
加えて、アメリカの資格試験という事もあり合格までに費用と時間はある程度かかります。
USCPAに取得にかかる費用/1-3
USCPAに合格するまでにかかる費用は100万円ぐらいが目安となります。
・受験資格を得るための費用:3万円~5万円
・学習のための予備校費用:30万円~62万円
・受験にかかる費用:43万円(全科目を一発合格した場合)
どこの予備校を選ぶか、全科目スムーズに合格できたかどうかなどで実際の総費用は変動します。
それでも、100万円が基準になることは変わりないのでまあまあの自己投資と言えるでしょう。
資格試験に挑戦するために100万円以上を投入することに、少し慎重になる人も当然いると思います。
USCPA取得にかかる時間/2-3
続いて、USCPA合格までに必要な時間は大体1200時間が目安です。
実際は人によって異なる場合が多く、700時間で合格する人もいれば2000時間くらいかけて合格にたどり着く人もいます。
期間もばらつきがあり、半年で合格する人もいれば2年ほどかかっている人もいます。
いずれにせよUSCPAは予備校に通う事は必須なぐらい難関試験のため、時間に対する投資もある程度必要になるということが分かります。
USCPAはリターンが大きい
さて、費用的にも時間的にも結構かかるUSCPAに合格・取得すると得られるリターンはなんでしょうか?
実際に私がUSCPAに合格して転職して年収をアップさせた経験から、「USCPAは投資した金額や時間を遥かに回収できる資格」というのを強く実感しました。
つまり、コスパが半端ない資格ということです。
ここからは理由を解説していきます。
身につくスキルが豊富/1-4
USCPAに合格、もしくは勉強をしているとビジネスにダイレクトに役立つ知識が豊富に見につきます。
・英語
・財務会計
・管理会計
・税務
・法律
・IT
・金融
・経済
・経営分析
・監査
選択科目をどれにするかにもよりますが、4科目すべて合わせるとこれだけの知識が自分の脳内に取り込まれるわけです。
ビジネスマンにとって有益なスキルの3種の神器として、
・英語
・会計
・IT
と昔から言われており、それは今でも変わっていません。
USCPAにはこの3種の神器がすべて含まれており、身につく知識のビジネスへの直結性という意味では最強クラスと言えます。
特筆すべきは、苦労して試験に合格すると「いつのまに英語スキルが急上昇している」という事です。
英語で問題を解く試験は、日本の他の資格にはほとんどないためグローバル性と専門性の両方を身につけることができるUSCPAのスキル面でのコスパは半端ないです。
上記で挙げた知識はたとえダイレクトに自分の仕事で活用する事がなかったとしても、ビジネスシーンにおいて必ず出くわす分野です。
そのため、ある程度の知識があれば取引先や社内で「それどういう意味ですか?」ということも少なくなりスムーズな会話や業務が行えます。
ビジネスマンとして専門性と幅広い知識の両方を取得できるのは、USCPAだけと言えるでしょう。
高年収業界に強い/9-2
USCPAを取得して転職活動をする場合、対象となるのは以下のような高年収業界や職種が多いです。
・監査法人(監査)
・監査法人(アドバイザリー)
・税理士法人
・外資系企業の経理・財務
・グローバル展開している大手企業
・外資系コンサルティングファーム
・監査法人系FAS(M&A業務)
上記の業界や職種では、採用する側もUSCPAの価値を理解している事が多いので評価されやすいという側面もあります。
飛びぬけて超高年収というまではいけませんが、真面目に7~8年ほど勤めれば年収1000万円は普通に届くレベルの業界です。
20代でUSCPAに合格して転職すれば、30代には1000万円に届くので悪くはないかと思います。
私自身、派遣社員の立場から監査法人に転職をして最終的に会社員として年収1000万円に届いた事もあります(シニアスタッフなので残業代がすごかっただけですが・・)。
上記の業界にUSCPAを引っ提げて転職すれば、さらに好条件の待遇でまた転職をする事も可能です。
・外資系投資銀行のフロント
・戦略コンサル
・外資系企業のCFO
こういったポジションにたどりついて超高年収を得るという人も普通にいます。
それを考えると、USCPA取得をする時にかかった100万円ほどの費用というのは将来への「とてつもなく割の良い投資」と考える事ができるでしょう。
USCPAで転職をすると、1年目から年収が前職より100万円単位でアップするというのは普通にありますので1年でUSCPAの取得コストを回収できる事になります。
ちなみに、私の場合は最初の監査法人に転職して年収は160万円ほどアップしました。
このように、高年収のポテンシャルという面から見てもUSCPAは非常にコスパの良い資格なのは間違いないです。
機会損失が少ない/1-14,2-23
これはUSCPAと同じくらい高年収を稼げる資格と比較した場合ですが、他の超難関資格に比べると合格までの労力は少ないので「労力」という観点でもコスパが良いのです。
例えば、以下の超難関資格は合格するまでに長い期間を要します。
・弁護士
・公認会計士
・弁理士
・アクチュアリー
・CFA
こういった日本で認知されているUSCPAよりも超難関資格も、当然のことながら高年収を狙う事ができます。
しかし、上記のような超難関資格はまず仕事を辞めて試験に専念するケースがほとんどです。
そして2~3年かかってから合格する事もザラなので、USCPAに比べて高年収を得るのが遅くなりがちです。
また、USCPAのように会社勤めしながら目指す場合は給料を失うことはないですが専念する資格の場合は貯金を崩して生活することになります。
特に公認会計士試験を例に挙げると、2~3年ほどの期間をかけることによってその間の収入分を実質失っている事になります。
合格が遅くなればなるほど、高年収を得る機会が遅くなるというデメリットがあります。
正直、公認会計士もUSCPAも監査法人やその他の業界では待遇はほとんど変わらないのでUSCPAの方が機会損失が少ない資格と言えます。
世界で使える/14-1
USCPAはなんと言っても、「世界に通用する資格」なのでワールドワイドな観点からもコスパは抜群です。
日本国内だけでなく、海外で働くことも視野に入れることができるので仕事や住居の選択肢が圧倒的に増えます。
USCPAを活かしてして海外に駐在したり、海外就職という選択肢もあるため活躍できるフィールドが圧倒的に広がります。
カナダやオーストラリアなど、相互承認制度がある国などはUSCPAのライセンスでそのまま現地の会計士として活動ができたりします。
活躍できる国が広いという点からも、コスパの良い資格です。
CFOを目指す事ができる/11-1
USCPAを取得し、関連するキャリアでステップアップしていくことによって、最終的には企業の最高財務責任者(CFO)になる事も可能です。
外資系の経理や財務などでは、マネージャー以上にUSCPAを推奨している企業も多いので「USCPA取得で高いポジションに上がっていく」というのを証明することにもなります。
もちろん、USCPAとしてすぐにCFOになれるわけではないですが2~3回ほど転職を積み重ねてステップアップしていく事によって最終的にCFOとしてオファーされる機会もやってきます。
特に、M&A業務経験やFP&A業務などを経験するとその先にCFOというのが見えてきます。
もちろん、監査法人やコンサルで経験した事もCFOへのステップとして普通にありますので、USCPAが転職できる業界のほとんどが高年収のCFOに繋がっていると言っても過言ではありません。
ベンチャー企業など、小規模な会社のCFOであれば20代や30代前半でなる事もできます。
それなりの規模の会社の場合は順調にUSCPAとしてキャリアを積んでおけば40代でのCFO就任というのも現実的と言えるでしょう。
英語+会計で自信が爆上がりする/1-13
また、USCPAは実質的な利益だけでなく「精神的な利益」を上げてくれます。
私自身がそうだったのですが、「英語と会計の両方ができる専門家」という希少な肩書を得ることができますので大きな自信になります。
USCPAの場合、年収やスキルをアップさせるだけではなく「希少なスキルを得た事による自己肯定感」を大いに爆上げしてくれるのです。
・難関資格に合格できた
・英語と会計知識の両方を持っている
・グローバルに活用できるスキルを持っている
それなりに苦労して合格する資格なので、アメリカの資格ですが「公認会計士」という肩書を得ることになるので自信がつかないわけがないです。
加えて、「英語ができる国際派会計士」となるので自分の精神面を大きくポジティブに変えてくれます。
こういったことから、合格すると精神的なリターンも半端ないということになります。
USCPAはMBAよりコスパが良い/2-20
USCPAのコスパは色んな資格の中でも最強クラスですが、MBAと比較してもやはりコスパは良いと思います。
アメリカのハーバードやウォートンなど超一流校のMBAを卒業すれば、日本に帰国して超高年収の仕事つけます。
外資系投資銀行や戦略コンサル、PEファンドなどはMBA卒業生の人気転職先ですね。
ただ、そこに至るまで2000万円ほどの資金を投じて海外へ留学する必要があります。
在学中も、授業を落としてはいけない厳しいプレッシャーと眠れないぐらいの課題に四苦八苦しながらなんとか卒業しなければなりません。
それに比べると、USCPAは最終的にはMBA卒業生と同じようなルートをたどることができるのでコスパはMBAよりも良いと言えます。
投資金額だけで言うと、
USCPA:100万円
海外MBA:2000万円
ということで、USCPAはMBAの20分の1の資金で将来の高年収を買えることになります。
USCPAのコスパをさらに上げるには?/1-9
ここまでUSCPAのコスパのすごさについて解説してきましたが、コスパをさらに上げるには以下の事も重要になってきます。
・資格取得後も勉強や自己研鑽を惜しまない
・転職エージェントなどで常に自分の転職可能性を把握しておく
・USCPAを活かしたキャリアプランに沿って経験を積む
USCPAは取得して安泰ではありません。
特に会計という分野は勉強すればするほど評価や昇進につながりやすいので、やらないともったいないです。
また、自分に合った高年収の転職案件に対してアンテナをはっておくことも大事です。
USCPAで高年収を狙える業界に転職し、出世できるキャリアを積極的に積んでいけば
さらにコスパは爆上がりします。
以下は古い記事になります↓↓
公認会計士試験は「誰でも」受験ができるから無職・フリーターが逆転しやすい
給料が高い仕事、大企業、その他条件などが良い会社に入るには学歴や就活での頑張りなど必要です。
でも、好不況の波のせいで運悪く就職できずに現在の仕事をしょうがなくやっている人もいますよね。
また、ずっとまともにバイトや派遣も含めて仕事もしてなかったけど何かをきっかけに一年発起して「これから頑張る!!」と思うようになった人もいるでしょう。
でも、この日本社会は昔から今でも「その仕事の経験」がなければ無職・フリーターの人や派遣社員の人が正社員として仕事に就くのは難しい・・。
しかし!
過去の経験がないのはもうどうしようもないけど、世の中には「お!この人経験がないけどポテンシャルはあるかも!」と採用担当者に思わせることができる方法はあります。
その代表的なものが「資格」です。
ただ、はっきり言って世の中に無数の資格はありますが経験の伴わない多数の資格は就職や転職にはほとんど役立ちません。
がしかし!
一部の難関資格なら、社会人経験などがなくても「この試験に受かってるのか!是非!」となりえるいわゆる「人生一発逆転資格」があります。
前置きが長くなりましたけど、それが公認会計士。
正確には、資格取得は監査法人に入所してからになるので「会計士試験合格」が個人的に人生逆転の切り札になると強く信じています。
その一つの理由として、「会計士試験は超難関国家資格だが、誰でも受験できる」ということ。
いわゆる、受験資格に制限がないんですよね。
だから、大学を出ていなくても当然受験できますし実際に高卒で活躍している会計士の人もかなりいます。
難関資格で、受験資格がオープンになっているのはこの会計士試験ぐらいではないでしょうか。
他の難関資格については後述しますが。
会計士の就職先はほぼ大手監査法人になるので就職の門戸が広い!
さらに会計士で一発逆転をオススメする2つ目の理由。
会計士試験に受かると、8割以上の人が大手監査法人への就職または転職をすることになります。
この大手監査法人は「新日本」「PWCあらた」「あずさ」「トーマツ」というビッグ4と言われている組織で構成されています。
で、この大手監査法人はとにかく人数が多く大規模!
大体大手監査法人の平均人員数は5000人ほど!
監査業務はマンパワーでごり押しして監査意見を出すというみんなでわちゃわちゃやることになるので、必然的に試験合格者への門戸が本当に広いわけです。
人数が多い組織ほど、「色んなバックグラウンドを持っている人たち」を評価する傾向があるのでフリーターだろうが派遣社員だろうがニートだろうが試験に受かればほぼ監査法人の正社員になれるわけですよ。
難関資格に合格しても、就職できるかどうか心配な人は是非とも監査法人の門を叩くことをオススメします。
「世間体はそこそこ良い」「給料もなかなか良い」「自尊心もかなり感じられる」
そして会計士をオススメする3つめの理由。
日本で3本の指に入る難関資格だけあって、「公認会計士」という肩書は世間では少なからずすごいという評価を得られます。
医者や弁護士よりは地味で仕事内容をわからない人が多いですが、周りからは「とりあえず資格持ってるし安定してそうでいいんじゃない?」というそこそこの高い評価を得られます。
加えて、年次が浅い段階での給料がとても良い。
新卒で入社したら、ボーナス込みで500万円ぐらいをオファーされることもあります。
残業が多ければ、1年目でも年収600万円をもらえることも。
最初の8年間ぐらいまでは、昇給率が普通の会社に比べて圧倒的に高いです。
そして、「自分は難関資格に受かって専門職として活躍している」という自尊心も得ることができます。
このように、周りからの評価を変えることができくすぶっている今よりも遥かに高い給料をもらうことができ、そして高度な専門職という自己満足感をたっぷり味わうことができるのが会計士。
費用対効果が抜群に良く、無職やフリーターから逆転できる資格
公認会計士試験受験資格が2006年に撤廃されてからは、年齢や学歴が関係なくなって誰でもチャレンジできるようになりました。
それ以前は、大学に行っていない人は一般常識にあたる難解な1次試験をクリアしなければ会計士本試験を受験できなかったので実質無理でした。
それが、制度改正して受験資格が一切なくなってからは高校生が公認会計士試験に合格したりする年もあって大きく話題になりました。
そのため、難関資格で一発逆転をしたいという人にとってはほぼ予備校費用(50万円~70万円程度)だけで安定で高収入な仕事につける絶好の機会が手に入ったわけです。
他の代表的な難関資格の場合、数百万~1千万単位での出費がほぼ必須となっていますので遥かにコストパフォーマンスが高い資格と言えるでしょう。
金額や受験資格の壁が相当低いので、「安い(金額が)・早い(合格までが)・旨い(旨味が多いという意味)」という「超旨味のある牛丼資格」と言ってもいいかもしれません。
なので、必然的に多くの人が逆転勝ちをするための試験ということになりますね。
資格取得後は様々な業界や職種に転身できる多様性がある
公認会計士というのは、会計知識を駆使してクライアントに対して付加価値をつけたサービス提供を行う仕事です。
会計というのは、会計監査だけでなく経理や財務の業務を行う際に必須となる分野なのでどの業界でも必要とされる知識なのです。
経理や財務と関りがない会社って・・・ないですよね。
経理業務をアウトソースしている企業もありますが、それでも自分たちの会社で会計の事を全く考えなくてもいいわけではないので切っても切れない分野なのです。
そんな会計のプロとして経験を積むのが会計士なので、会計監査など会計士としての仕事に飽きたり別の仕事に興味が出てきた場合も選択肢が豊富にあるわけで自分のやりたいことができやすいんですよね。
様々な業界の経理や財務の仕事だけでなく、内部監査やIRなどもありますし金融業界やコンサルティングファームなど別の高収入職種への転職も十分にできます。
色んな分野に舵を変えられる資格でもあるので、監査法人にいると結構頻繁に他企業へ飛び立つ人を見ることができたりします。
他の資格でも人生一発逆転はあるが、無職やフリーターでは厳しい理由
「一発逆転なら、医者と弁護士も代表的じゃない?」
NO!NO!
医者は、医学部に入らなきゃいけないし莫大な授業料がかかりますよ?
医学部で有名な慶応義塾大学の6年間の学費総額は2200万円ほどにもなるらしいので、会計士になる費用と比べると約40倍もの差になります。
そして弁護士も、法科大学院を卒業しなくてはいけないのでお金も時間もかかります。
医者になるよりは安価ですが、それでもロースクールありきの受験資格なので大学院2年間の学費総額が300~400万円にはなるらしいです。
さらにロースクールだけでは最近は司法試験の合格が難しくなっているので、予備校費用もかさむことを考えるとやはり会計士よりも費用が7~8倍はかかることになりますね。
それに、弁護士の事務所は規模が監査法人よりも遥かに小さいので仮に司法試験に受かったとしても就職しにくいんだよ!
というわけで、一発逆転には公認会計士が圧倒的に最強です。
未経験でも合格すれば就職がしやすく、費用も最小限に抑えられて誰でも受験できる公認会計士とはどういうものなのか?
「より詳しく身近に」ということであれば、40%以上の合格率を誇る東京CPA会計学院の無料資料を見てみるとイメージがつきます。
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