USCPAの年収

公認会計士と弁護士を比較!どっちが高収入で安定しているか?

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「弁護士と公認会計士ってどっちが良いの~?」って考えている人は結構いると思います。

弁護士というと、一昔前は「司法試験突破=安定高収入」という図式だったのですが最近では司法試験に受かっても大手法律事務所勤務を除くとそこまでの安定感と収入はないと言われています。

それでも、職業が弁護士というと間違いなく「え?すごい!」となるのがこの日本社会。

会計士はB to Bがメインなので目立たないのは当たり前ですが、職業の安定性や収入はそこそこいい。

今回は、難関国家資格の会計士(日本の会計士とUSCPAの両方)と弁護士の収入や安定性などそれぞれの職業のメリットとデメリットを個人的な知識から比較してみました。

そしていきなりですが、その結論としては以下のようになります。

・平均年収が高く安定しているという意味では、公認会計士に軍配が上がる

この根拠としては・・・

・会計士の方が大手事務所の採用受け皿が弁護士の7倍の人数
・両方とも平均年収が同じくらいなため、試験合格後に大手に就職しやすい会計士の方が安定高収入
・会計士は学歴制限がなく誰でも受験可能なため、原則ロースクール卒業が必須な弁護士よりもコストパフォーマンスが良い

という考察があります。

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弁護士と公認会計士のそれぞれの職業的な特徴の比較概要

まずは、弁護士と公認会計士のざっくりとした特徴を比較してみましょう。

日本国内での話です。

・総人口

公認会計士:約40,000人
弁護士:約40,000人

・毎年の合格者数

公認会計士:約1000人
弁護士:約1500人

・大手事務所の総人員数

4大監査法人合計:約15000人
5大法律事務所合計:約2300人

・平均年収

公認会計士:約1000万円
弁護士:約1000万円

・受験資格

公認会計士:誰でも受験可能
弁護士:ロースクール卒業もしくは予備試験合格者

・仕事内容

公認会計士:会計知識を駆使して投資家を守る
弁護士:法律を駆使して企業や人を守る

ざっくりとした特徴を並べてみるとこんなところでしょうか。

細かい比較をすればいくらでも掘れば出てきますが、これだけでも色んなことが考察できますね。

弁護士の方が間違いなく自慢はできるが、就職が難しくなっている

世間一般という目線からすると、公認会計士よりも弁護士の方がはるかに「すご~い!」と言われる率は高いのは誰でも想像できますよね。

自分の友人でも、「俺のいとこで司法試験に合格した奴がいてさ~、親戚に弁護士がいるってすごくない?まじ自慢になるよ~」というような会話を飲み会で言っていたことがあります。

当然その友人は自分が会計士ということも知っているのですが、世間一般の認知度と同じで「仕事内容はよくわからないけどそこそこ(給料)もらってるだろ?」的な感じでした(笑)

で、こんな感じで昔から日本でも1~2を争うほど周りからのウケが良い弁護士ですが近年では司法試験合格者がワーキングプア状態になっている状況などが昔に比べてはるかに目立ちます。

あの難関の司法試験に受かって、司法修習もきっちり終えたのに小さな弁護士事務所でも雇ってもらうのが難しくて割にあわないという人もいるのではないでしょうか。

一方、会計士は試験に受かると就職しやすく年収もそこそこいい

その一方で、弁護士に比べると遥かに周りからの「すご~い!」はほとんどなくなりますが(笑)会計士の場合は「試験合格=ほぼ就職決定」のような図式です。

リーマンショック後の大不況時はかなり就職難な会計士試験合格者もいましたけどそれ以外の年や最近では、会計士協会もBig4の人数を鑑みて昔の大量採用みたいな二の舞はしないよう合格者数を調整して安定させているのです。

で、とりあえずマネージャーに上がるまでは昇給率はとにかく高い公認会計士。

総合的に見ると、一部上場企業並みの給料で年功序列が基本として勤務することができます。

では、なぜ会計士の方が就職がしやすいのでしょうか?

そもそも、法律事務所の方が規模が小さいので就職しにくいという事情

試験合格者が就職するという面では、断然会計士の方が就職しやすいです。

これは単純。

「監査法人の方が法律事務所よりも規模が圧倒的に大きいから」

最近の弁護士の就職事情は昔に比べると確実に厳しくなってきてますけど、やはり合格後の受け皿がないことが一番の理由ですよね。

そもそも、法律事務所って小規模なところばかりじゃないですか。

弁護士事務所の数や序列などにあまり詳しくはないのですが、さすがにビッグ4大手法律事務所は存じております(笑)

でも、業界で一番規模がでかいビッグ4でも一つの法律事務所で200人~300人規模ですよね。

対して、監査法人のビッグ4の人員はそれぞれが約5000人

PWCあらたは2000人ぐらいですけど、とにかく単純計算をしても大手法律事務所より大手会計事務所の方が約25倍の人員が必要な組織となっている。

会計士の業務は、監査を筆頭に人海戦術で監査業務をこなす部分も強いので合格者の受け皿が馬鹿でかいんですよね。

その代わり、会計士の給与レンジは大手の法律事務所に比べると低め。

でも就職しやすく、どの法人にいっても「そこそこ世間の平均よりは良い給料」がもらえるので安定しています。

リスクをとって一発あてたいなら弁護士!安定重視なら会計士!

上記の自分なりの解釈から、以下の結論を導きだしました。

・高学歴で司法試験に合格して大手法律事務所に採用される自信があるなら弁護士!
・モテたい、老若男女から「すご~い!」と常に言われたいなら弁護士!
・就職しやすく、「収入も大手法律事務所には及ばないがそこそこ良くて安定性がある」のがいいなら公認会計士を目指せ!
・転職市場で仕事に困らない「幅広い手に職」を身につけたいなら会計士!

弁護士は就職が相対的に会計士より厳しいですが、それでも大手ビッグ4法律事務所に入ることができれば若いうち(2~3年ぐらい?)から年収1000万越えなんて当たり前と聞きます。

ようするに、弁護士の方が「稼げない人と稼げる人の格差が激しい」んですよね。

逆に、会計士の場合は中小と大手で年収の多少の違いはあれどそんなに大きくはない。

弁護士で夢を見るか、会計士で足場を固めつつキャリアアップを図るか・・これは個人の好み。

あ、綺麗な奥さんとかと結婚したいなら弁護士の方が断然有利な気が・・。

まあ、中には会計士と結婚したいという珍しい人もいますが婚活市場では弁護士・医者は間違いなく最強です(笑)

会計士は、「マイナスイメージになることは絶対にないけどなんとなくすごいんじゃん」というレベル。

弁護士も会計士も取得すればどっちも旨味はすごいというのが大前提

さて、ここまで比較として会計士と弁護士のどっちが良いかについて言及してきましたがこれだけは言わせてください。

会計士でも弁護士でも、取得すればどっちもすごいですから~~~!

これからどっちかの資格を取得しようとしている人も、すでに資格持ちで現役で仕事している人も気になってこの記事を見ているかもしれませんが「大前提として、弁護士も会計士も市場価値は普通より高いし収入も高いですからね!」

もちろん必ずしも資格取得によって高収入になるわけではありませんが、どちらの資格を持っていないよりも確実に収入がグーンとアップして市場価値が高まる確率はアップします。

あくまで比較として収入や安定性、将来性などを比べただけなので専門職としてどちらか迷っている人やすでに弁護士か会計士になっている人は「どっちでも普通よりすごい!」と自信をもってやるべきことに挑んでいけばいいだけです。

まあ、まれに両方持っているダブルライセンスなモンスターさんもいるようですがそういう人はもう無敵すぎます・・・。

なので、弁護士も会計士もどっちを選んでも間違いはないということは言えます。

ただ、記事タイトル通り「安定して高収入にありつける」ということに関しては公認会計士に軍配が上がります。

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