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監査法人あるある!特殊なこの業界にありがちで意外な話

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今回は、「監査法人あるある」をお届けします。

といっても、個人的に勤めていて感じたり聞いたりしたものなのでみんながみんなそう思っているかどうかは置いといてください(笑)

どの業界、良くも悪くも「あ~あるよね~」っていうこと・・・あるよね~~??

勤め先を聞かれた時に「会計事務所です」って言っておく

知り合いになったりした人に、「どんなお仕事されてるんですか?」って聞かれるのはもう日常会話としては当たり前のことですよね。

で、普通の事業会社に勤めている人の場合は「こういう会社で企画の仕事をしています!」なんていうのは全然普通ですよね。

でもね、うちらの場合「監査法人で会計監査の仕事をしています!」って言ったところで・・「監査法・・・?会計の・・・お仕事ですか~?」ってな反応になるのが100%目に見えてるわけです。

それで、監査法人というネーミングの説明なんかしだしたらオタクっぽくなっちゃうので単純に「会計事務所で働いてます」というのが一番一般の方にはしっくりくる。

まあ、会計事務所で何をやっているかとかなんてのも当然知らない人ばかりですけど、これが一番収まりがいい。

それか、「公認会計士です」というのもまあアリ。

でも、「何の仕事しているか」に対して「会計士」というのは答えになってない気がするんですよね。

ましてや、会計士の存在自体が「?」な人々ばかりですしね。

でも、「医者です」「弁護士です」は上記の質問に対する答えとしてみんなしっくりくるんですよね~。

「医者=病院で治療」「弁護士=裁判で戦う」というのがすぐに誰の頭にも思い浮かびますもんね。

会計士は、本当に損をしているな~~(涙)

日本の法人名じゃなくて本当はグローバル名称で人に言いたい

これはさらにディープな話になるのですが、業界人の間ではBig4や他の法人が海外の事務所と提携してグローバル規模で活動をしていることは至極当然のように知ってますよね。

で、日本とグローバルの視点から見た日本の監査法人の言い方って違うじゃないですか。

分かりやすいところでBig4だと・・

・日本での言い方
あずさ
トーマツ
新日本
あらた

・グローバルで統一されている言い方(順番は上から同じ)
KPMG
デロイト
EY
PWC

こういう風になりますよね。

これを・・・・俺は・・・グローバルベースの名称の方で言いたいんじゃ~~~~!

完全に自己満足です、はい。

「15万人以上いるグローバルな専門家集団の一員だよ~」ということをみんなにわかってもらいたいというただの自慢(笑)

これは、意外と思っている人も多いと信じよう!

会計士の事を知らなさすぎる人にびっくりしてしまう

医者と弁護士と並んで、一応公認会計士も3大国家資格の一つなんですよ。

でもね・・・「税務署で働いてたりとか?」

「会社で経理やってるんだよね?」

「税金のアドバイスするんじゃないの?」

こんなことが自分の周りで実際に発言されました・・悲しい会計士!

いや~、そうなんですよね。

会計監査なんて、自分も大学で会計の授業を取得するまで一切知らなかったからしょうがないんですよね。

でも、医者や弁護士に対する世間の認知度や彼らへの「へ~、すご~~い!」という黄色い声を聞くと「へへ・・こっちはB to Bメインだからしゃあね~やな」なんてちょっとやさぐれる時もあるんですよ。

まあ、特段会計士の認知度を普及させたいとも思わないので黒子でいいのです(笑)

朝、出社した時にメールボックスを開くのが怖い

これは監査法人だけじゃないかも。

前日職場を出て帰宅して、次の日に出社した時に開くと大量のメールが・・・あわわ・・ほとんど「CCで一応お知らせだけしとくかメール」なので9割はいらないんですけどね。

これが休み明けだと午前中にメールチェックだけで終了してしまうことも。

で、一番怖いのは突然の研修講師(補助講師)とか業務の依頼とか・・。

あ~、メールボックスを開いたあとってなんであんなに疲れるんだろ・・。

研修講師をしていると、毎年ちらほらやばい新人を見かける

会計士になる人って、社会人経験がない人が大多数なので「え?このレビューに対してその返しをするの?それなりの大学出てあの難関の試験に受かってるんだよね??」となかなか衝撃的に思ってしまうJ1の人たちをちらほら見ます。

「え?クライアントの人にそういう言葉遣いする???」ってなこととか・・・冷や汗もの。

やっぱり事業会社の新人に比べて、相対的にびっくらこいた新人の割合は若干高めだと思いますよ(笑)

遅刻という概念が緩い

で、この業界の個人的に好きなところは事務所勤務とかクライアント先常駐型のアサインの場合は始業時間を多少すぎて出勤してもあまり注意されないということ。

これが意外に面白く、J1が一番早く来て(それでも5分遅れとか)、シニアは15分遅れで、マネージャーだと30分遅れみたいな「階級によって遅刻が許される度合いが異なる」という暗黙の法則に気づいてしまったのです!

まあ、アサインにもよりますがね(笑)

おかげで、電車が遅れたりとか台風とかでちょっと遅れる時にいちいち上司に電話しなくて済みますよ。

でも、一回1時間ぐらい遅れてのんびり学生気分でクライアント先(クライアントは同じフロアにはいないビル)に行ったらさすがに上司に「○○さん、ちょっと遅くないですか(笑)」ぐらいな軽いノリで注意されたことはある(笑)

これでも、昔よりはよくなった方らしいですよ~。