MENU

【USCPA試験】FARの勉強法!直前の対策なども解説

「FARの効率の良い勉強方法は?」

「FARの対策をして着実に合格したい!」

今回は、USCPA試験で一番大事なFARの勉強方法と対策を解説していきます。

目次

USCPA:FARの特徴/5-29

FARの特徴としては以下の通りです。

・すべての科目の基礎になるため重要

・他の科目に比べて学習時間が長い

・簿記を中心とした計算問題が多い

・学習時間が事前の知識量や職歴に左右される

・基本を押さえれば解ける問題が多い

USCPA受験者は、まずFARを最初に受験するケースが多いです。

USCPA:FARの難しいところ

FARは計算問題が多く英語のハンデも感じにくいですが、難しいところもあります。

・最初の科目になることが多いため学習や試験本番に慣れてない

・簿記などの計算問題が苦手な人には苦しく感じる

・学習範囲が広いためボリュームが多いと感じる

FARは計算問題も理論問題も両方とも出題されます。

USCPA:FARのTBS問題は難しい?

FARのTBS問題は、全然対策をしていない人にとってはかなり難しいと感じるでしょう。

ほとんどの人が最初の受験科目に選ぶため、ちゃんとした対策もなく本番のTBS問題に挑んでしまうと「わけがわからない・・」というような感じになってしまいがちです。

しかし、サンプル問題とリリース問題でTBS対策をしっかりとすれば結構容易に感じます。

FARの勉強法と対策/6-2

上記の特徴を踏まえて、FARに合格するための勉強法と対策をしていきましょう。

FARはボリュームが多いですが、比較的対策しやすい科目です。

まずは簿記の勉強をする

FARに合格するためには、簿記のレベルを上げることは必須です。

簿記が全然できなくて合格することはほとんどありえないくらい、会計という学問は簿記が命であり基本中の基本です。

なので、英文会計でも日本語の問題集でも良いので簿記の勉強から始めましょう。

最低でも簿記3級試験用のテキストや問題集で学習すると良いですね。

理想は先に簿記2級合格/2-5

すでに簿記2~3級のレベルの知識を持っている人ならば、いきなりUSCPAのFARの学習を始めても良いですが初学者であれば日本の簿記2~3級の学習をするのが効率的です。

理想的には、簿記2級に合格してからFARの学習を始めることです。

簿記2級は商業簿記と工業簿記から成り立ちますが、そのほぼすべてがFARの学習範囲に入っているので結果的に早めにFARを合格レベルに持っていけるようになります。

私もFARの学習を始めたのは、簿記2級に合格した後でした。

すでに簿記2級レベルの知識があると、FARのMC問題をいきなりやってもある程度解けたりします。

そのため、0からのスタートではないためモチベーション的にも学習がスムーズになるという利点もあるのです。

英語が苦手な人は、なおさら簿記の勉強から始める方が良いでしょう。

また、保険の話になりますが簿記2級に合格していれば仮にUSCPAに挫折して撤退したとしても簿記2級があればどこかの企業の経理担当者として会計職に転職できる可能性もあります。

FARの前に簿記の学習をすることはメリットだらけなのです。

FARには他の科目より時間をかける/6-34

FARはあまり難解な問題は出題されないですが、その分他の科目に比べて範囲が広めです。

また、BARやAUDなど他の科目の基礎となる重要な科目になるため学習時間を多めにとるのがセオリー。

人にもよりますが、他の科目にかける時間が1科目200~300時間ぐらいだとしてFARには400時間~500時間くらいをかけることもおかしくありません。

最初に受験する人が多いFARに時間をかけてしっかりと理解することによって、残りの科目をラクにすることもできるのです。

学習習慣を身につける事を重視/2-23

FARは最初の科目として受験する事が多いため、学習習慣を身につけることを意識しながら勉強していきましょう。

USCPAは科目によっても特徴はありますが、全科目に共通の学習方法やリズムというものがあります。

また、社会人にとっては学習時間が取れるタイミングというのも人によって違ってきますので最初のFARでは「勉強するというルーティーン」を定着させることが大事です。

FARで学習習慣を身につけて合格すれば、あとの3科目もほぼ同じ事をやればいいのです。

毎日の問題演習を欠かさない

FARは簿記を含んだ計算科目が多いです。

そういった計算科目は直前に沢山やり込むのではなく、毎日少しずつ問題を解いて「習慣化」させることが大事です。

簿記はとにかく頻繁に演習をしないとすぐに忘れると良く言われますので、仕事で疲れている日でもなるべく計算問題の演習だけは1日の中で少しでもやるようにしてください。

逆に、理論問題は直前に詰め込んでもなんとかなったりします。

MC問題をとにかくやり込む

計算問題が多い科目の場合、やはり問題演習によって実力をつけていくのが一番です。

FARほど問題演習が大事な科目はありません。

日本の簿記試験と同じように、ずっとテキストを眺めているだけでは本当の実力がつきません。

テキストで公式や解法をインプットするのは2~3割くらいにして、まずはMC問題主体で学習することを習慣にしましょう。

学習後半からTBS問題に挑む

FARのTBS問題は基本がちゃんとできていればそこまで難問は出てきません。

とはいえ、初めての試験本番でのTBS問題は少なからず緊張して圧倒されます。

しかし、学習初期の基礎ができていない状態でTBS問題をやっても分けがわからなすぎてほとんど対応力がつきません。

4択問題も満足に解けない状態でケーススタディに挑めるわけがないのです。

そのため、ある程度MC問題ができるようになってからTBS問題の演習に取り掛かるようにしましょう。

単位取得や講義視聴はほどほどに/7-1

USCPAの受験資格を得るためには自分が選んだ州によって必要単位が違いますが、単位取得のためだけの勉強は最小限にするのが望ましいです。

予備校によって違いますが、「FARの学習=単位取得のための勉強」となっているところが望ましいです。

また、予備校のコンテンツは講義が大きなパートを占めますがすべての講義を懇切丁寧に視聴する必要はありません。

テキストや問題演習などで学習を進めていく上でどうしても分かりづらいところを中心に視聴すれば十分です。

特に、テキストで十分に理解できる論点であれば講義の視聴はしないで良いでしょう。

講義視聴ばかりしてしまうと、それだけで勉強した気になってしまって満足してしまう人も多いので気をつけましょう。

USCPAの財務会計は基本論点を重視

USCPAのFARは財務会計と公会計に分かれていますが、財務会計に関しては基本論点をしっかりと抑えていれば十分に合格点がとれます。

例えば、

・現金および現金同等物(Cash and cash equivalents)

・売上債権(Trade receivables)

・棚卸資産(Inventory)

・有形固定資産(Property, plant and equipment)

この辺は基本的な解法パターンが決まっているので、そういったものをしっかりと覚えて演習をしていけば十分に点がとれます。

FARは試験範囲が広い分、難問の割合が少ない傾向がありますので複雑な論点に関してはあまり深追いしなくても良い場合も多いです。

公会計を得点源にする

政府会計・公会計は必ず得意にしておきましょう!

会計というと財務会計がメインになるので公会計が忘れられがちですが、公会計はあまりなじみがなく学習が面白くない分簡単な問題が多いです。

今後仕事をする上で公会計に触れる人は少ないかもしれませんが、USCPA試験としては公会計は得点を稼ぐということに関してめちゃくちゃ重要分野でコスパが良いので是非とも得点源にしましょう。

直前にサンプルテストと苦手な問題に注力/6-43,6-32

最初に受験するであろうFARでは、まだ試験形式や本番の画面などに慣れていないことがほとんどです。

そのため、受験直前期までには必ずサンプルテストをやり込みましょう。

やり込むといっても、サンプルテストはあくまでも試験本番と全く同じ環境を再現しているだけなので問題数は少ないです。

それでも、操作方法や試験開始~終わりまでの一連の流れを本番環境で体験できます。

これをやるのとやらないのとでは、FARの試験本番のスタートダッシュに雲泥の差が出ます。

また、直前には苦手な問題に着手して不安をなくすのもアリです。

最初の受験科目では精神的な慣れなども大事なので、サンプルテストと苦手問題の克服は是非ともやるべきです。

FARを乗り切るとUSCPA合格が一気に見える!

USCPA試験は1科目でも合格すると「自分でもいけるんだ!」という気にさせてくれます。

そのため、最初のFARの合格に時間がかかっても大丈夫です。

1科目さえ合格すれば、自分なりの試験勉強のリズムや勉強のルーティーンなどが固まってきますしMC問題やTBS問題の対策もある程度熟知することができます。

そのため、残りの3科目は極論同じことを繰り返せばいいわけです。

なので、4科目あると考えずにまずは最初のFARに全力を注ぎましょう。

私はFARが一番苦手でした/6-31

ちなみに、私は試験科目の中でFARが一番苦手でした。

簿記などの計算問題が解くに苦手だったんですよね・・。

会計士は数字の世界なので、FARや簿記が一番苦手なんて致命的に聞こえますよね。

でも、そんな人でも会計士にはなれるしプロになれるんです。

合格後に中堅監査法人とBIG4の2社である程度の期間勤め上げることができましたし。

なので、「数字が苦手」「簿記が苦手だけど会計士になりたい」という人でもUSCPAはおすすめしますよ~!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次