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USCPAの簿記のレベルってどのくらい?FARは何級に相当?

「USCPAって簿記で言うとどのくらいの難しさ?」

「FARって簿記何級ぐらいのレベルなんだろ?」

USCPAが簿記検定の難易度にするとどれくらいになるのか気になる人もいるかと思います。

そこで今回は、USCPAと簿記のレベルについて比較解説していきます。

目次

簿記1級よりUSCPAの方が若干難しい/2-9

まず、USCPA試験全体が簿記のどのくらいのレベルに該当するのかという話の場合は、

・簿記1級よりもUSCPAの方が合格までの難易度は高い

という事が言えます。

この辺は別記事で解説をしていますが、USCPAの方が簿記1級に合格するよりも必要な勉強時間が多いです。

USCPAのFARは簿記1.5級くらい/2-4

次に、USCPA試験で出題される簿記問題が簿記検定試験の何級ぐらいのレベルなのかという観点でも解説していきます。

USCPAの簿記科目にあたるのはFARとなります。

このFARで出題される計算問題などは簿記検定のレベルに換算すると

・簿記1.5級

となります。

これは、自分が簿記2級、USCPA、簿記1級の3つを受験した経験からの結論です。

FARは簿記1級より簡単/2-9

USCPAのFAR(財務会計)は、簿記1級でいうと商業簿記や会計学にあたります。

ただ、自分でFARの学習をしてみて1問1問に関しては明らかに簿記1級の方が複雑でした。

簿記1級の場合は問題の性質が「狭く深く掘り下げて考える」というのを求めています。

対して、FARの方は「基本的な財務会計の幅広い知識を身につける」という事が求められているのです。

USCPAの学習を本格的にスタートさせたのは簿記1級を受けてからだったので、FARのMC問題などは簿記1級よりは簡単に感じました。

もし簿記1級レベルの問題がFARで次々と出題されていたら、本当に地獄だったでしょう・・。

簿記2級よりは難しい/2-5

反対に、FARの問題は簿記1級レベルよりも簡単ですが2級よりは多少複雑な論点が出題されます。

簿記2級では問われないような会計処理がFARでは出題されたりするので、簿記1級に少し手が届いているような感じです。

もちろん、MC問題やTBS問題などで簿記2級レベルの知識でもある程度解ける問題もありますが基本的には簿記2級プラスアルファを求められるのがFARだと実感しました。

実際、簿記2級の試験にはそれほど苦労しませんでしたが、USCPAのFARは受験が終わった瞬間に「これは落ちたか・・」と落胆していましたので明らかに簿記2級よりは難しいです。

なので、FARに関しては簿記1級と2級の間くらいの難易度というのが妥当となります。

私は2級に合格して1級に落ちました

私はUSCPAを受験する前に簿記1級と2級を受験したのですが、2級の方はギリギリ合格でした。

しかし、1級については試験問題を解いてる時点から「こりゃ~厳しいな~」と思いながら試験を受けていました。

1級の問題は、2級に比べたらとても複雑で頭がこんがらがってしまいます。

1級の勉強をしていても、理解するのにかなり時間がかかってしまうんですよね。

「何重にも考えて答えを導かなければいけない」という感じが常にしていて、試験本番でも見事に挫折したのを今でも覚えています。

合格率が約10%というのも納得で、1級に合格するというのはUSCPAとはまた異なった難しさでした。

理想的には、簿記1級に合格してUSCPAも取得したかったのですが2級はなんとか合格したので結果オーライです。

USCPAの前に簿記2級を取得しておくとラク!/1-11

以上のような個人的な経験から、USCPAのFARに挑むのであれば先に簿記2級に合格しておくのがおすすめです。

簿記1級までは取得しておく必要はありませんし、実際それを実現しようとするとかなりきついです。

また、合格者の40~50%ほどが簿記2級を取得しているというデータもあることから2級取得によってUSCPAの学習がスムーズになります(1級保有者はほとんどいない)。

特に、FARはセオリー的には最初に受験をするのが一番良い科目なので

・簿記2級取得⇒USCPAの学習開始(FAR)

というルートで学習を開始すれば、FARの問題をスムーズに理解しやすくなります。

また、英語が苦手な人の場合は特に簿記2級の知識があれば計算問題などでは英文の理解が多少難しくても解答をしやすいケースも多いのでおすすめです。

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