今回は、すでに会計士として働いている人や目指している人に是非とも読んでもらいたい本を紹介したいと思います。

もちろん、今から紹介するのは自分がこれまで読んでハマりにハマったもののみです。

個人的な感想とおススメな理由について書いてますので気が向いたら読んでモチベを上げてもらえればと思います。

少しだけネタバレ入ってますがご容赦ください。

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「巨大投資銀行(バルジブラケット)」

感想
今回紹介している本の中で、たぶん一番読んだ回数が多いです。20回くらいは繰り返し読んだかな~(笑)

1980年代あたりから物語は始めって、日本の銀行に勤めていた主人公の桂木英一が当時は年功序列体制からの離脱を決意してアメリカの外資系証券のモルガン・スペンサーに入社してそこで苦労をしながら出世していくのがメインの物語。

読んでると、やっぱり80年代90年代って本当に保守的で金融機関は特に引き留め工作など「ここまで引き留め工作する??」ってなくらいやってたのかな~って思って自分はもっと新しい時代に就職してよかったなと。

んで、この小説の面白いところはやっぱり主人公が苦労しながらも時には小規模な案件の獲得、時には大型案件の獲得などをしてVP(バイスプレジデント)から始まってディレクター、マネージングディレクターと投資銀行で働くことに憧れを抱いている読者の心を揺り動かすような内容になっているところ。

特に、上手くいかず一時はクビになりかけたところから這い上がってなんとか投資銀行のピラミッドの最上層へたどり着く様は、自分は「やった!」って思いましたよ。

特に、マネージングディレクターになる瞬間は思わぬ時間と連絡手段で伝えられたためすごくそのシーンが印象に残っています。

おススメ理由
まさに投資銀行のM&Aの仕事だけでなく、サブ的な主人公もいてトレーディングなどにも焦点をあてていることで外資系投資銀行の苦悩と成功した時の喜びがしっかりと描かれている。

投資銀行に少しでも興味がある人は、たぶんこの本が日本で発売されている小説の中で一番インベストメントバンクについて厳しさと夢を感じさせてくれる小説なのでおススメしたい。

総評
自分が金融機関に入社した時、研修で「巨大投資銀行っていう小説読んだ人いる?」って講師の人から聞かれたことがあります(笑)

それだけ、金融業界全体にもインパクトを与えた一冊であると思っています。

「トリプルA(格付け会社)」

感想
上記の巨大投資銀行よりもヒューマンドラマ色をちょっと強くしつつも、リーマンが破綻するまでの時代を生きている主に3人の主人公(乾、水野、沢野)が格付け会社の役割というというものに時に悩みながら振り回されつつ、それぞれの人生に選択をする物語。

一番の主人公格は乾で、その奥さんとの間にできて子供についてものすごく悩みつつも最終的な夫婦の目標はその子供に「自分たちが年老いて死ぬまでに少しでも多くのお金を残しといてやろう!」と決心した時は涙がでそうになりました。

また、格付け会社が主な舞台であるため格付けする際のプロセスだとか格付け会社内の組織の政治的な部分や分析手法などがある程度学べる内容になっているので財務分析のプロが通常どういう風に会社の格付けを決めているのかなどは「へ~!」と思います。

おススメ理由
格付けの意義は基本的には「その会社が借りた金を返す能力があるかどうか」を評価しています。

なので、経営者へのインタビューや財務分析など会社の定量分析や定性分析に興味がある人は参考になるのではないでしょうか。
実際、自分が金融機関で審査の仕事をしていた時も格付け会社の格付けを参考にする運用になっていました。

金融関連の仕事をしてみたい人は見る価値は確実にありです。

総評
実際の時代の流れに基づいて物語が進行してくので、後半のリーマンが破綻していくまでの1日単位での各関係者の奔走ぶりがとても緊迫感があります。

リーマンショックには、格付け会社が関与していた部分も大きいんだということを思い知らされました。

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「ロスジェネの逆襲」

感想
言わずと知れたあの半沢直樹の続編。

ドラマでは半沢直樹が東京セントラル証券に出向を命じられたところで終わりましたが、小説ではあと2作続編が出てるんですよね。

そのうちの一作、出向直後のセントラル証券での半沢とその証券会社の仲間たちとの逆転のための奮闘を描いた爽快な物語。

3作目には「銀翼のイカロス」というのがあるんですけど、個人的にはこっちの2作目の方が好きです。

出向になっても腐らず、自分の立場を顧みず顧客の立場になってただベストを尽くすだけの半沢に最後は銀行本体の役員たちもうなる。

読んでいて、やはり相変わらずスカッとした物言いで正しいことを行い、銀行の副頭取を今回は骨抜きにしてしまう展開は最高。

おススメ理由
東京中央銀行のグループ会社の東京セントラル証券に出向したとこから物語は始まっているので、当然証券会社での業務(主にM&A)が中心。

証券会社におけるM&A業務とはどうあるべきか、金や人員を無駄に増やさなくても今あるものを知恵を使って最大限考えぬけば勝てることもあるということを学べる一作。

また、親会社である銀行と子会社である証券でバチバチになってるのも面白い。

総評
今後ドラマでもこのロスジェネの逆襲と銀翼のイカロスが堺雅人主演で2019年4月期から放送されることが決定したので超楽しみ~~~!

以上、今回は黒木亮の小説2作と池井戸潤の1作をおススメしました~!

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