会計士試験合格者の9割以上が監査法人にまず就職しますが、結構この業界は流動性が高く数年ほどで最初に就職した監査法人から巣立って転職していきます。

そこには、前向きな理由と後ろ向きな理由があります。

大体、転職理由は共通しているので今回はそこのところを中心に言及していきましょう。

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裏方で一生を終えたくない

会計士というのはとても難関な資格試験を突破して世間的にも評価は高い方です(会計士の仕事内容を知っている一般人はあまりいませんが・・)。

その会計士の多くが所属する監査法人はクライアントを多数抱えてその企業のために会計の透明性確保の面からバックアップする、いわゆる「市場の番人」という使命を持っています。

当然そこで働いている監査スタッフにも懐疑的な視点を持ちながら日々の業務に取り組むことが求められます。

社会に貢献する仕事という大義名分もあり、給料も若いうちからそこそこ良い。

さらに、専門職で複雑な仕事をしているという自己肯定感をある程度得ることができる。

そして基本は年功序列なのでよほど悪い評価でなければ自分から辞めない限りはマネージャー(課長クラス)まではまず全員がたどり着く。

特殊な業界ではありますが、組織で働くには「安パイ」とも言えます。

ただ!

・・・・クライアント企業のバックオフィス的な存在であることと、大々的にそのクライアントとの取引を公表しているわけではないので監査法人にいる会計士はやはり「裏方」なんです。

決算書などのには一番最後の方のページに監査意見が記載されてますけど・・まあそんなもんです(笑)

まあ、多くの監査法人勤務者は自分たちの法人のために働いているわけではないと思っている人が多いでしょうね。

会計の基礎知識を身につけてから花形部門へキャリアアップしたい

ということで、「一生を裏方で終わりたくない」「有名と言われる企業で働いたり花形な仕事をしてみたい!」

こういう人も大勢いるので、監査法人の人材の流動性は比較的事業会社よりも高くなっています。

自分もその一人です。

最初は自分の監査法人のグループや他法人のアドバイザリー事業部に移ってバリュエーションなんかやって投資銀行的な業務をしてみたかったというのは少なからずありました。

また、コンサルティング業界も裏方ではありますが監査法人よりは華があるな~という気もしたので一瞬考えました。

で、最終的に選んだのは「起業」でした。

起業して、サラリーマンでは絶対に自分ではなれない「社長」になってみたいという思いが強くて独立の道を選びました。

ただ、まだ個人事業主の立場でやっていて法人化できるほどの高収入ではないんですけどね・・(汗)

実際に転職して、憧れ~~~~の~~~「インベストメントバンク(投資銀行)のM&A部門などのフロント」にいく若手会計士もちらほらいたりします(J3ぐらいかな)。

こういう夢を追っての転職は多いですよ。

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クライアントへインタビューするのが苦手・・・?

で、上記では前向きな転職理由について言及しましたけどもちろん監査法人勤務者でもストレスは当然あります。

エクセル、ワードでの調書作成などのデスクワーク中心ですが、「あくまでも顧客サービス業」です。

これ、監査法人でエクセルと日々にらめっこしていると忘れがちになるのですがクライアントから報酬をもらっているという事実をインタビューなどで痛感するときも多々ありました。

でね、自分はクライアントと対面するとかなり緊張してしまうタイプなのでいつも内部統制やその他の必要に応じたクライアントインタビューの際はしっかりと事前準備しつつもどんよりした気分になってたんですよね。

インタビュー対象になったクライアントさんも、きっと「は~めんどくさ・・」って思ってそうですし(汗)

実際、会計士試験のような難関試験に受かってそのまま他の業界を経験しないで新卒で監査法人に入所するスタッフがほとんどなのでたまのクライアント訪問と業務フローなどのインタビューはかなり緊張する人が多いようです(よかった自分だけじゃねえ・・)。

ま、これはほんの一例ですけど監査法人独特の人間関係や雰囲気もあるので後ろ向きな転職も当然あります。

せっかく手に入れた「自由転職パスポート」を使おう!

ってな感じで比較的監査法人勤務者に共通している転職理由について言及しましたが、やはり監査法人経験者の会計士というのは他の業界の人に比べてかなり汎用性は高いかと感じます。

財務・経理部門がほぼどの会社にもあるおかげで、ほぼすべての業界に転職できる可能性を秘めているからです。

言い換えると、中途採用市場においては「あふれんばかりのポテンシャル人材」ということになります。

極端な話、会社を選ばなければ転職市場ではエージェントなどに登録するとわかりますが、ほぼ引っ張りだこ状態です。

自分も、転職エージェントに登録した段階でキャリアカウンセラーと面談をする前にかなりの案件を事前にメールで案内されました。

なので、今回は共通の転職理由をおさらいのような感じで書きましたがほぼ自由に転職できる「監査法人勤務者という名のパスポート」を若いうちにできるだけ使うようにした方がいいかなと自分では思います。

以上!

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